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グッドイヤー、新スタッドレスタイヤ「アイスナビ 8」 初の左右非対称パターンで氷上性能に加えライフ&低転がり性能も向上

2021年8月2日 発売

オープンプライス

スタッドレスタイヤの新製品「ICE NAVI 8」

 日本グッドイヤーは、スタッドレスタイヤの新製品「ICE NAVI 8(アイスナビ エイト)」を8月2日に発売する。サイズは145/80R13 75Q~275/35R19 100Q XLの全69サイズを用意し、価格はオープンプライス。

 今回のICE NAVI 8ではシリーズ初の左右非対称パターンを採用。雪上や氷上の冬性能に加え、ライフ性能や新たな軟化剤の使用により柔軟性の持続も考慮した製品となる。

 パターンデザインではOUT側の剛性を高め、旋回時の操縦安定性を確保するとともに、LAND比を従来の「ICE NAVI 7」から2%高める(195/65R15)ことでより広く接地し、密着性が向上。氷上におけるコーナリング性能はICE NAVI 7比で5%向上した。LAND比が上がると通常は下がってしまう雪上性能は、最適化されたトレッドパターンによりICE NAVI 7と同等の性能を維持したという。

シリーズ初の左右非対称パターンを採用

 また、多方面にラグ溝やスロットを配置することにより氷上ブレーキ時のひっかき効果を発揮するとともに、ピッチ数を従来の56から68へと21%アップすることで前後のトータルエッジ成分をICE NAVI 7比で7%高めており、結果として氷上ブレーキ性能はICE NAVI 7から8%向上させることに成功している。

氷上ブレーキ性能はICE NAVI 7から8%向上させることに成功

 加えてICE NAVI 8では均一摩耗プロファイルの採用により、摩耗エネルギーを分散し偏摩耗を抑制。耐摩耗性はICE NAVI 7比で3%向上したほか、転がり抵抗比較テストにおいてはICE NAVI 7比で2%低減しており、同社の夏タイヤである「EAGLE LS EXE」と同等の低転がり抵抗を実現しているという。

 そのほか、ICE NAVI 7と比べてパターンノイズ(騒音エネルギー)が31%減、ロードノイズ(騒音エネルギー)が16%低減しているとのこと。

パターン横剛性の比較
コーナリング時の接地形状と接地圧分布の比較
摩耗エネルギー分布の比較。転がり抵抗比較テストではICE NAVI 7比で2%低減
摩耗のイメージ。左から100%、50%、20%
サイズラインアップ