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フォルクスワーゲン、「ゴルフ ヴァリアント」フルモデルチェンジ 4グレード展開で価格は305万6000円から
2021年7月28日 11:00
- 2021年7月28日 発売
- 305万6000円~389万5000円
全車48Vマイルドハイブリッドシステムを採用
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは7月28日、約8年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型「ゴルフ ヴァリアント」を発売した。「eTSI Active Basic」「eTSI Active」「eTSI Style」「eTSI R-Line」の4グレード展開で、価格は305万6000円~389万5000円。
新型ゴルフ ヴァリアントは、新型「ゴルフ」同様に「電動化」「デジタル化」「ドライバーアシスタンスシステム」において大幅に進化。
「電動化」においては、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用して、モーターのアシストによってスムーズな発進や加速を実現。新型ゴルフ同様に48Vベルト駆動式スタータージェネレーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを1.0TSIエンジンと1.5TSIエンジンに設定し、それぞれ「1.0eTSI」(81kW/110PS)、「1.5eTSI」(110kW/150PS)として導入。
48Vベルト駆動式スタータージェネレーターはスターターとしての役割のほか、小型電動モーターやジェネレーターとしての役割を果たし、車両の発進時にエンジンをサポートしてトルクを発生させることでスムーズな加速を実現。特にスタート・ストップの多い街中において、より快適性を向上させている。
「デジタル化」においては、最新世代の通信モジュールを内蔵するVolkswagen純正インフォテイメントシステムと、デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”を標準装備とすることで、運転席には同じ視覚軸上で結合されたデジタル ディスプレイ環境を創出している。
また、DSG(オートマチック デュアル クラッチ ギアボックス)のシフトレバーは先代モデルよりも大幅に小型化されたほか、ライトおよび視界関連の機能、ルーフコンソール、インフォテイメントシステムの各要素は、機能に応じてタッチスクリーン、タッチスライダー、または直感的に操作できるボタンを使用して操作でき、操作性を向上させている。
「ドライバーアシスタンスシステム」では、最新テクノロジーを多数標準装備。同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”は、車速域0~210km/hで作動させることが可能で、静電容量式センサーを採用したステアリングホイールを軽く握っているだけで、前走車との車間および走行レーンの中央維持をサポート。高速道路などでの長距離移動において安全性の向上や疲労軽減に寄与するという。
そのほかにも、車両の暴走による事故を未然に防ぎ、被害を最小限に抑える緊急時停車支援システム“Emergency Assist”や、乗員が降車時にドアを開いた際に後方から接近している車両や自転車などの障害物を検知すると、警告音とドアミラーハウジングの表示灯にて注意喚起を行なう「エグジットウォーニング」(降車時警告機能)といった初採用の運転支援システムも標準装備される。
加えて、フロントカメラで対向車や先行車を検知し、マトリックスモジュールに搭載された片側22個のLEDを個別に点灯・消灯制御することで、最適な配光を可能とした最新のヘッドライトシステムとなるLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”もテクノロジーパッケージとしてオプション設定可能。また、荷物で両手がふさがっていても、足の動きをセンサーが感知してテールゲートを開けられる「パワーテールゲート(挟み込み防止機能、“Easy Open”機能付)」も初採用となり、オプションで設定可能となっている。
エクステリアデザインも一新
新型ゴルフ ヴァリアントの外観は、最適化されたエアロダイナミクス、印象的なフロントエンド、力強いショルダーラインを特徴とするスポーティなスタイルへと進化。新しいエクステリアデザインにおいては、力強いショルダーセクション、わずかに上昇したあとリアへ向かって下降する長いルーフセクション、クーペのように傾斜したリアウィンドウを備え、スポーティさを強調。フロントおよび側面のBピラーまでは新型ゴルフと同じ象徴的なデザインエレメントを採用し、Bピラーからリアエンドにかけては、新型ゴルフ ヴァリアントならではのユニークなスタイルとなっている。
ボディサイズは4640×1790×1485mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2670mm。従来モデルに比べ、全高は変わらないものの、全長は65mm長くなり、全幅は5mm狭くなった。ホイールベースは従来モデルから35mm伸長し、リアシートの最大レッグルームは903mmから941mm(欧州発表数値)に増加。また、ラゲッジルームは従来モデルから22L拡大し、リアシート背もたれの上端まで荷物を積んだ場合のラゲッジスペースは611L、後席を折り畳むと最大1642Lというクラストップレベルの積載量を確保した。
ボディカラーは、新色の「ライムイエローメタリック」「ドルフィングレーメタリック」「キングズレッドメタリック」のほか、「アトランティックブルーメタリック」「ピュアホワイト」「ディープブラックパールエフェクト」、eTSI Style/R-Line専用色「オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト」の7色展開としている。