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新型「アクア」、アイシン製「インバーター冷却用電動ウォーターポンプ」や「シフト・バイ・ワイヤ」を採用
2021年8月3日 15:09
- 2021年8月3日 発表
環境や社会に貢献する新商品を開発
アイシンは8月3日、新商品の「インバーター冷却用電動ウォーターポンプ」や変速機のシフトポジションを自動で変更する「シフト・バイ・ワイヤ」などが、7月に発売されたトヨタの新型「アクア」に採用されたことを発表した。
また、新商品の他にも電子制御ブレーキシステムや電気式4WD駆動ユニットなど、カーボンニュートラルや交通死亡事故ゼロの実現に貢献する商品が採用されたとしている。
新商品「インバーター冷却用電動ウォーターポンプ」の特徴
新設計により従来品からサイズを変えることなく約1.5倍の出力を可能にし、全体のシステム効率（＝ポンプ仕事量/消費電力）は世界最高レベルとなる約39％を実現。今回インペラ（羽根車）部の水圧分散を最適化して、ロスを低減する新開発の「3Dインペラ」の採用とモーターの通電制御変更によって、高い効率と搭載性を両立した。
アイシンは、2006年から電動ウォーターポンプ（エンジン冷却用、インバーター冷却用）を市場へ投入し、強みとする全方位でのパワートレーンユニットの供給に加え、本商品をはじめとする電動化関連商品の組み合わせによって、「クルマのエネルギーマネージメント」に貢献し、車両全体で見たカーボンニュートラルの実現を目指している。
新商品「シフト・バイ・ワイヤ」の特徴
アイシンが初めて開発したこのシフト・バイ・ワイヤは、モーター、減速機、ECU、センサーを一体化した「機電一体構造」で、この構造により“位置制御性”と“応答性”に優れたシフトポジション切り替え性能を実現。また、高減速・高効率の「少歯数ヘリカルギヤ」を採用することで小型化し、優れた搭載性を確保した。今後もニーズが高まる電動化・自動運転化に対して、親和性の高い商品として幅広い車両での活用が期待されるという。