アイシン、東京 秋葉原にAI開発の新拠点「Tokyo Research Center」開設

4月1日に開設するAI開発拠点「Tokyo Research Center」

　アイシンは、東京 秋葉原にAI（人工知能）開発を担う拠点「Tokyo Research Center」を4月1日に開設する。

　アイシングループは近年、CASEに対応する商品開発や生産現場の自動化、効率化に不可欠となるAI開発の促進を念頭に体制を強化。AI開発の中心となる本社では人員を増強しグループ・グローバルでの先端技術統括を行なう一方、各開発拠点については異業種や学術機関とのスムーズな連携、最先端の情報のタイムリーな入手が可能なロケーションに配置し、優秀な人材の確保と開発環境の向上を進めてきた。

　そして、2017年にはAIによるアルゴリズム開発とそれを実現するハードウェアの開発を担う「台場開発センター」を、2019年にはAIを活用した画像解析による車両の周辺監視や乗員状態推定の開発を行なう「九州開発センター 博多ラボ」をそれぞれ開設している。

　今回新たに開設する「Tokyo Research Center」は、IT産業の世界的な拠点として発展を遂げる秋葉原に配置し、高度AI人材を集結させることで、最先端のAI技術をいち早く獲得し、グループ内への展開を狙う。

　コロナ禍により首都圏ではリモートワークが主流になっているが、AI開発の加速に向けて膨大な計算をストレスなく行なえる最新の設備を備えつつ、さらにモダンで機能的な執務エリアや多目的に利用できるシアタールーム、気軽なコミュニケーションが可能なリフレッシュスペースを設けるなど、新しい発想や思考を生み出すための魅力あるオフィスづくりを目指すという。