アイシン精機、パーソナルモビリティ「ILY-Ai」を大型商業施設で事業化

　アイシン精機は3月6日、パーソナルモビリティ「ILY-Ai（アイリーエーアイ）」を事業化すると発表した。

　事業化第1弾として、トヨタオートモールクリエイトが運営するショッピングセンター「カラフルタウン岐阜」（岐阜県岐阜市）に対して、3月7日より有償でリース提供を行なう。一般の利用者は、利用会員登録をすることで無料でレンタルすることができる。

　ILY-Aiは、2015年3月に初代モデルを発表以来、開発・評価を進めてきたもの。買い物時のカートとしての利用や、子供と一緒に乗車できる大型商業施設内でのパーソナルモビリティとなっている。

　カラフルタウン岐阜では、2019年7月から実証実験としてILY-Aiの貸し出しを行なって、土日には平均約30名/日の利用があったという。今回、利用者の声、ショッピングセンター側の要望や意見を取り入れて、利便性や安全性を高めて事業化に至ったとしている。

　同社では、カラフルタウン岐阜での事業開始を皮切りに、全国の商業施設への導入に向けて取り組みを進めていくとしている。