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TOYOTA GAZOO Racing、世界を目指す「TGR WRCチャレンジプログラム」の新たな参加ドライバーを募集
2021年8月10日 13:54
- 2021年8月9日～10月8日 募集
WRCで活躍中の勝田貴元選手に続く若手ドライバーを募集
TOYOTA GAZOO Racing（トヨタ自動車）は、FIA世界ラリー選手権（WRC）で活躍できる日本人若手ドライバーの発掘・育成を目的に、2022年から「TGR WRCチャレンジプログラム」に新たに参加するドライバーを8月9日～10月8日にオンラインで募集している。書類選考で選ばれたドライバーは、11月初旬に富士スピードウェイで行なわれる実技テストに進み、そのテストを通過したドライバーに対して2022年1月にフィンランドで最終選考が実施される。
TOYOTA GAZOO Racingは、モータースポーツを通じたもっといいクルマづくりと持続可能なモータースポーツ業界の実現を目指した活動と同時に、世界の舞台における日本人ドライバーの地位を確固たるものとするため、次世代の日本人ラリードライバーを発掘する活動も進めている。中でも2015年からTGR WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元選手は、6月のサファリ・ラリー・ケニアで自身初のWRC表彰台を達成している。
プログラムに参加することが決まったドライバーには、世界でのラリー経験が豊富なTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team（TGR-WRT）に所属する講師陣が指導にあたる。育成のゴールは「アスリートとして、そして世界レベルのラリードライバーとして成長し、WRCで成功を収めること」となっていて、このプログラムは若手ドライバーの個人としての成長や、世界で戦い抜くためのマインドセットの獲得もサポートしてくれるという。
本格的なトレーニングプログラムは、2022年4月からチームが拠点を置くフィンランド・ユヴァスキュラで開始され、2022年のプログラムは、ドライビング技術の向上やペースノートの作り方はもちろん、フィジカル面、メンタル面におけるトレーニングも集中的に実施。Rally4車両でいくつかのラリーへの参戦も予定しているという。また、ヨーロッパでの生活に必要な金銭面のサポートもあり、TOYOTA GAZOO Racingは「自分自身の可能性を信じ、新たなチャレンジに熱意をもって挑む皆さまからの応募をお待ちしております」と呼びかけている。
選考プロセス
オンライン書類選考
モータースポーツの経歴、過去の戦績、志望理由とその熱意が選考項目。オンラインでの応募内容をもとに、20名程度が選出され、次のステージへと進む。
GRヤリス ドライビングテスト・面談（場所：富士スピードウェイ）
基本的なドライビングスキルとセンスを実車のドライビングテストで評価。加えて、チームの講師陣との面談を実施。ドライビングテストでのパフォーマンスと面談の結果により選考が行なわれる。テストはGRヤリスを使って実施され、最大10名がフィンランドでの選考へと進める。
トレーニングキャンプ（場所：フィンランド）
ドライビング、フィジカル、メンタルテストを実施。選考で考慮するポイントは候補者の学習能力と適性。現時点のスキルレベルよりも、プロのラリードライバーになれるポテンシャルを重視するという。
