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日産、新型軽EVの実質購入価格は約200万円から 発売時期は2022年度初頭

2021年8月27日 発表

7月に開催された2021年度第1四半期決算説明会で公開されたスライド

 日産自動車は8月27日、三菱自動車との共同プロジェクトとしてNMKVで企画・開発を進めている新型の軽クラスのEV(電気自動車)を、2022年度初頭に日本国内で発売すると発表した。実質購入価格は約200万円からとなる見込み。

 この軽EVは、“軽”の概念を覆すEVならではの力強い加速、滑らかな走り、高い静粛性を兼ね備えるモデルで、運転支援技術をはじめとする、さまざまな先進技術も搭載。ボディサイズは3395×1475×1655mm(全長×全幅×全高)で、取り回しに優れ、運転しやすいモデルとなっているとのこと。

 バッテリーの総電力量は20kWhで、安心して日常で使用できる航続距離を確保するとともに、EVバッテリーに蓄えた電気を自宅へ給電することで家庭の電力として使用することも可能。もしもの時には「走る蓄電池」となり、非常用電源として充分な能力を発揮するという。

 日産は、ゼロ・エミッション車のパイオニアとして、これまでに全世界で50万台以上、日本国内では15万台以上のEV「リーフ」を販売。日本が抱える環境負荷低減や災害対策などの課題を解決するために、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」活動を推進している。

 2030年代早期より、主要市場で投入する新型車をすべてEVなどの電動車両とすることを目指し、引き続き、電動化技術の開発、電動化モデルのラインアップ拡充に向け取り組んでいくとした。