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日産、「GT-R」2022年モデル正式発表 計100台限定の特別仕様車「T-spec」設定

2021年9月14日 発表

GT-R 2022年モデル:1082万8400円~1463万6600円

特別仕様車:1590万4900円~1788万1600円

 日産自動車は9月14日、「GT-R」2022年モデルと、特別仕様車「GT-R Premium edition T-spec」「GT-R Track edition engineered by NISMO T-spec」を発表した。同モデルは10月下旬から販売を開始する。価格はGT-R 2022年モデルが1082万8400円~1463万6600円、特別仕様車のPremium edition T-specが1590万4900円、Track edition engineered by NISMO T-specが1788万1600円。

 なお、「T-spec」は両モデル合わせて100台限定(予定)の抽選販売となり、抽選の申込期間は9月15日~29日。詳しくは、日産自動車販売店、NHPC店(日産ハイパフォーマンスセンター)まで問い合わせいただきたい。

GT-R Pure edition
GT-R Premium edition
GT-R Track edition engineered by NISMO
GT-R Premium edition T-spec
GT-R Track edition engineered by NISMO T-spec

GT-R 2022年モデル

グレードエンジントランスミッション駆動方式価格
Pure editionV型6気筒3.8リッターターボ「VR38DETT」GR6型 デュアルクラッチトランスミッション4WD10,828,400円
Black edition12,772,100円
Premium edition12,329,900円
Track edition engineered by NISMO14,636,600円

特別仕様車

グレードエンジントランスミッション駆動方式価格
Premium edition T-specV型6気筒3.8リッターターボ「VR38DETT」GR6型 デュアルクラッチトランスミッション4WD15,904,900円
Track edition engineered by NISMO T-spec17,881,600円

 GT-Rは、「良いモノをより良くする」という、どこまでも理想を求めて深化を続ける日産の想いを体現したモデル。今回発表したGT-R 2022年モデルでは、さらなる進化を遂げた特別仕様車2つのT-specを設定し、究極の走りを追求。同社は「究極のドライビングプレジャーの追求」という信念のもと、プレミアム・スーパースポーツであるGT-Rに、“いつまでも走り続けたいと感じさせるしなやかで上質な大人の乗り味”と、“操ること自体を純粋に愉しみ、心が浮き立つようなパフォーマンス”を求め続けているという。

 T-specの両モデルには、専用カーボンセラミックブレーキ、カーボン製リアスポイラー、専用エンジンカバー、専用バッヂ(フロント・リア)を特別装備。加えてPremium edition T-specでは、専用の内装コーディネーションが施されたほか、専用レイズ製アルミ鍛造ホイール(ブロンズ)を採用してバネ下質量が軽量化したことを生かして、サスペンションを専用にセッティングした。これにより、ホイールリム幅拡大によるタイヤの高剛性化と相まって、軽快でスムーズなハンドリングを実現している。

 また、走りのパフォーマンスを追求したGT-R Track edition engineered by NISMO T-specには、専用カーボン製ルーフ、カーボン製トランクリッド(トリムレス、本革プルストラップレス仕様)を特別装備。カーボン製パーツの採用により、さらなる軽量化を実現したボディが生み出す圧倒的なパフォーマンスを楽しめるとした。

GT-R Premium edition T-spec
GT-R Premium edition T-spec
専用レイズ製アルミ鍛造ホイール
GT-R Premium edition T-specのイメージ

 T-specのボディカラーには、新色の「ミッドナイトパープル」「ミレニアムジェイド」の2色を追加。ミッドナイトパープルは歴代のGT-Rに採用してきた色の進化版で、神秘的なオーロラから着想を得たカラーであり、見る角度によってグリーンやパープルが現れ、オーロラのようなドラマチックな色変化が感じられる。

 ミレニアムジェイドはグリーンの色調を採用し、静かな中にも存在感のある「洗練された佇まい」を表現。さらに強い金属感を持ったグレイッシュメタリックに仕上げることで、GT-Rの存在感を引き出した。

 なお、T-specという名称は、「時代を導くという哲学」であり、GT-Rのあり方やその時代を牽引するクルマであり続けるという願いを表現した「Trend Maker」と、「しっかりと地面を捉え駆動する車両」という開発におけるハードウェアへの考えを表した「Traction Master」から名づけられたとしている。

レイズ製アルミ鍛造ホイール
GT-R 2022年モデルのイメージ