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セルスター、レーザー式オービス対応の一体型セーフティレーダー「AR-W87LA」 従来品より約2倍の直線探知性能を実現

2021年9月16日 発表

オープンプライス

「AR-W87LA」

タッチパネルを採用して操作性を向上

 セルスター工業は9月16日、新型レーザー式オービスや新型レーダー式小型オービスなどに対応する一体型セーフティレーダーに、無線LANや静電容量式タッチパネルを搭載し、液晶画面サイズが3.7インチモデル「AR-W87LA」を発売すると発表した。価格はオープンプライス。

 新商品のAR-W87LAは、PCやスマホで投稿された取締情報などのポイントをリアルタイムで表示することができるだけでなく、毎月更新されるGPSデータやセルスターが提供している最新情報も自動的に更新。画面の上部にはセルスターからの情報をテロップで表示することも可能となっている。また、スマホのようにピンチイン、ピンチアウトで地図の拡大縮小ができるのはもちろん、フリックで待受画面が選択できるなど直感的な操作を可能とした。

タッチパネル操作イメージ

独自開発のフレデリックスレンズでより広く、より遠くから受信可能に

 フレネルレンズとフィルターのそれぞれの利点を組み合わせ、セルスターが独自開発したフレデリックスレンズを採用。より広く(受信角水平上下最大60°)、より遠く(約2倍の直線探知性能)と離れた場所からでも誤警報を抑え、レーザー波を受信することを可能としたという。

 また、レーザー式オービスからのレーザー光の受信レベルを強・弱の2段階で判定してテキストと効果音で警告。自車位置から取締機の距離感を把握しやすくしたという。さらに、光学フィルターとセルスター独自システムにより、赤外線やレーザー光を使用した機器など誤警報となりやすい受信とレーザー式オービスからのレーザー受信を高い確率で識別可能とし、誤警報の軽減を実現した。

 その他にも、別売のレーザー受信機「AL-02R」をリアに設置して接続すれば、後方受信した際にも画面と音声で警告してくれるほか、新Kバンドの新型レーダー式小型オービスも対応させている。

受信範囲イメージ
後方の受信警報対応イメージ
新型レーダー式小型オービスの受信対応イメージ

 さらに、AR-W87LAを相互通信対応ドライブレコーダーに接続すると、レーダーに設定画面やカメラ映像を表示させられ、レーダーでの操作も可能になるだけでなく、レーダー側からはドライブレコーダーに情報(GPS、OBDII)と電源供給を行なってくれる。

相互通信対応イメージ
本体は車内にスッキリと取り付けられるコンパクトな設計で、マウントベースを使用してダッシュボードなどに装着できる(右はマウントベース単品)
レーザー式オービスLSM-310 AR-33 /GR-99L反応動画