ニュース
レクサス、「NX450+」「NX350」など新型「NX」正式発表 価格は455万円からでPHEVや新開発2.4リッターターボなどラインアップ
2021年10月7日 13:30
- 2021年10月7日 発表
レクサス(トヨタ自動車)は10月7日、PHEV(プラグインハイブリッド)やHEV(ハイブリッド)、新開発の2.4リッターターボエンジンなど多彩なパワートレーンをラインアップする新型「NX」を正式発表、11月以降の発売を予定する。価格は455万円~738万円。
この新型NXは6月12日に概要が公開されており、レクサスのベストセラーSUVであるNXをフルモデルチェンジするとともに、新デザインのスピンドルグリルや新コネクティッドシステムなど次世代レクサスの幕開けとなるモデルとなっている。
グレードおよび価格と燃費
グレード | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 価格 | 燃費WLTC |
---|---|---|---|---|---|
NX450h+“version L”(PHEV) | 直列4気筒DOHC 2.5リッター(A25A-FXS型) | THSII(電気式無段変速機)+E-Four | 4WD | 7,140,000円 | 19.8km/L+EV走行88km |
NX450h+“F SPORT”(PHEV) | 7,380,000円 | 19.8km/L+EV走行88km | |||
NX350h“version L”(HEV) | THSII(電気式無段変速機) | 2WD(FF) | 6,080,000円 | 20.9km/L | |
THSII(電気式無段変速機)+E-Four | 4WD | 6,350,000円 | 19.9km/L | ||
NX350h“F SPORT”(HEV) | THSII(電気式無段変速機) | 2WD(FF) | 6,080,000円 | 20.9km/L | |
THSII(電気式無段変速機)+E-Four | 4WD | 6,350,000円 | 19.9km/L | ||
NX350h(HEV) | THSII(電気式無段変速機) | 2WD(FF) | 5,200,000円 | 22.2km/L | |
THSII(電気式無段変速機)+E-Four | 4WD | 5,470,000円 | 21.6km/L | ||
NX350“F SPORT” | 直列4気筒DOHC 2.4リッターターボ(T24A-FTS型) | Direct Shift-8AT | 4WD | 5,990,000円 | 12.2km/L |
NX250“version L” | 直列4気筒DOHC 2.5リッター(A25A-FKS型) | 2WD(FF) | 5,430,000円 | 13.9km/L | |
4WD | 5,700,000円 | 13.5km/L | |||
NX250 | 2WD(FF) | 4,550,000円 | 14.4km/L | ||
4WD | 4,820,000円 | 13.9km/L |
6種類のパワートレーン
最高出力および最大トルク
グレード | エンジン | 最高出力 | 最大トルク | 駆動方式 |
---|---|---|---|---|
NX450h+“version L”(PHEV) | 直列4気筒DOHC 2.5リッター(A25A-FXS型) | 136kW(185PS)/6000rpm | 228Nm(23.2kgmf)/3600-3700rpm | 4WD |
NX450h+“F SPORT”(PHEV) | ||||
NX350h“version L”(HEV) | 140kW(190PS)/6000rpm | 243Nm(24.8kgmf)/4300-4500rpm | 2WD(FF) | |
4WD | ||||
NX350h“F SPORT”(HEV) | 2WD(FF) | |||
4WD | ||||
NX350h(HEV) | 2WD(FF) | |||
4WD | ||||
NX350“F SPORT” | 直列4気筒DOHC 2.4リッターターボ(T24A-FTS型) | 205kW(279PS)/6000rpm | 430Nm(43.8kgmf)/1700-3600rpm | 4WD |
NX250“version L” | 直列4気筒DOHC 2.5リッター(A25A-FKS型) | 148kW(201PS)/6600rpm | 241Nm(24.5kgmf)/4400rpm | 2WD(FF) |
4WD | ||||
NX250 | 2WD(FF) | |||
4WD |
新型NXのボディサイズは4660×1865×1660mm(全長×全幅×全高[シャークフィン含む])で、ホイールベースは2690mm。全長で20mm、全幅で20mm、全高で5mm、ホイールベースで30mm拡大されている。従来型のNXがTNGA以前のプラットフォームであったのに対し、新型NXではTNGAプラットフォームへと刷新。新型RAV4で採用されているGA-KのSUVプラットフォームに対し、さらに強化したものとなっている。
パワートレーンもPHEVやHEV、そして新開発の2.4リッターターボなど全6種類をラインアップ。最上位グレードとなる「NX450+」では、高効率な直列4気筒DOHC 2.5リッターエンジン「A25A-FXS型」をTHSII+E-Fourという4WDシステムに加え、18.1kWhのリチウムイオンバッテリを駆動用電池として搭載することでPHEVパッケージを構築。88kmのEV走行距離を実現している。
このEV走行距離があることにより、レクサス初の「先読みエコドライブ」を搭載。ナビゲーションに目的地を設定することで、駆動用電池の残量や道路の特性に応じて、EVモードとHVモードを効率的に切り替えていく。具体的には、高速道路は一定速度走行の効率のよいHVモード、加減速の多い市街地ではEVモードといったように動作する。
また、新開発となる直列4気筒DOHC 2.4リッターターボエンジン「T24A-FTS型」は「NX350“F SPORT”」のみに搭載。新型NXのラインアップで最も高いスポーツ性能を誇るNX350“F SPORT”では、最高出力205kW(279PS)/6000rpm、最大トルク430Nm(43.8kgmf)/1700-3600rpmを、Direct Shift-8ATとフルタイム4WDシステムで駆動する。4WDシステムはフロントとリアの駆動比を75:25~50:50まで可変でき、走行シーンに応じて適切に配分していく。このT24A-FTSでは、ダイナミックフォースエンジンと同様の高速燃焼システムとレクサス初のセンター直噴システムを採用している。
PHEVモデル、HEVモデルに搭載されるフロントモーターは「5NM型」。最高出力134kW(182PS)、最大トルク270Nm(27.5kgmf)を発生する。E-Fourの4WDモデルに搭載されるモーターは「4NM型」。最高出力40kW(54PS)、最大トルク121nm(12.3kgmf)を発生する。
外観と内装
新型レクサスNXは、次世代レクサスの幕開けと位置づけられ、デザイン言語も新たなものが採用されている。外観は運動性能や機能に寄与するプロポーションに根ざした「独自性」と、テクノロジに根ざした「シンプリティ」の追求を目指したとし、プラットフォームの変更による骨太なダイナミックさと艶やかな造形を表現。新たなスピンドルグリルデザインも採り入れられている。
内装においては、コクピットデザインにTazuna Conceptを採用。人間中心の思想を進化させ、ステアリングスイッチやヘッドアップディスプレイを高度に連携。ステアリングや表示系の質感も大幅に向上している。
【追記・変更点について】記事初出時より、ボディサイズの全高を1640mmからシャークフィンを含む1660mmに変更しています。また、フロントモーター、リアモーターの仕様を追記しました。