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写真で見る レクサス新型「NX」(プロトタイプ)
2021年10月7日 13:30
- 2021年10月7日 公開
レクサス「NX」はコンパクトサイズのクロスオーバーSUV。2代目となる新型「NX」は、2019年に発表された電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づく次世代モデルとして位置づけられ、走り、デザイン、先進技術を全面刷新。「生命的な躍動感」と「先進技術」を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトに各種性能を磨き上げられているのが特徴となる。
初代モデルが登場したのは2014年。「Premium Urban Gear」をコンセプトに都市部でも扱いやすいサイズと走行性能、SUVらしいデザインを実現。90以上の地域と国にデリバリーされ100万台を超える販売を記録している。
新型における最大の注目ポイントは、同ブランド初となるPHEV(プラグインハイブリッド)が設定されたこと。「GA-K」プラットフォームをベースに高剛性化されたボディに搭載されるのは、直列4気筒2.5リッターエンジン「A24A-FXS」ユニットを核に、18.1kWhと大容量・高出力のリチウムイオンバッテリ、そしてフロントおよびリアにモーターを採用したPHEVユニット。駆動方式はAWD(E-Four)のみが設定され、前後駆動力は100:0~20:80で自動配分される。エンジンの最高出力は136kW(185PS)/6000rpm、最大トルクは228Nm(23.2kgm)/3600-3700rpm。WLTCモード燃費は19.8km/Lで、充電電力を使用した場合は88km~92km(タイヤ仕様と車両重量によって異なる)の走行が可能となっている。
パワートレーンは、そのほかにも2.5リッターハイブリッド、新開発2.4リッターターボ、2.5リッター自然吸気が用意されており、それぞれ駆動方式は2WD(FF)/E-Four、フルタイムAWD、2WD(FF)/スタンバイAWDが設定されている。
デザイン面でも次世代レクサスを表現。フロントマスクには同ブランドのアイデンティティとなるスピンドルグリルを採用しつつ、新たな立体表現を取り入れカタマリ感を強化。リアにおいてもスピンドル形状をモチーフとしつつ、L字型ランプと横方向に伸びるランプを組み合わせることで新型ならではの個性を追求している。
内装は新たなコクピット思想「Tazuna Concept」により、人間中心の思想をさらに進化。ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイの連携により、各種機能の制御を可能とした。
先進安全装備は最新の「Lexus Safety System+」を採用。全車速追従機能付レーダークルーズコントロールをはじめ、歩行者や自転車にも対応したプリクラッシュセーフティ、車線認識性能を向上させたレーントレーシングアシストなど、ドライバーの負担軽減と事故の低減を目指す機能が盛り込まれている。また、駐車支援を行なう「高度運転支援技術アドバンストパーク」では、スマートフォンアプリによる遠隔操作での並列・縦列駐車および出庫を可能としている。
グレードはPHEV車が「NX450h+」で“version L”と“F SPORT”の2タイプ、ハイブリッド車となる「NX350h」はベースモデルと“version L”および“F SPORT”の3タイプ。ターボ車は「NX350」で“F SPORT”のみ、自然吸気エンジン車は「NX250」でベースモデルと“version L”が設定される。価格はNX450h+が714万円/738万円、NX350hが520万円/608万円/608万円(AWD車は27万円高)、NX350が599万円、NX250が455万円/543万円(AWD車は27万円高)となる。
ボディカラーは「グラファイトブラックガラスフレーク」など全9色、インテリアカラーは“version L”が「ブラック&リッチクリーム」など全4色、“F SPORT”には専用となるフレアレッドなど全3色、NX350hとNX250には「ブラック」「ダークローズ」が用意される。