ニュース

ロイヤルエンフィールド、新型イージークルーザー「Meteor 350」 59万6200円から

2021年11月中旬 発売

59万6200円~62万2600円

Meteor 350 ファイヤーボール

バイク専用のナビシステム「Tripper」も初導入

 ロイヤルエンフィールドは、新型イージークルーザー「Meteor 350」を11月中旬より日本で発売する。モデルは3つのエディションがあり、価格は「Fireball(ファイヤーボール)」が59万6200円、「Stellar(ステラー)」が60万8300円、「Supernova(スーパーノヴァ)」が62万2600円。

 今回発売されるMeteor 350は、1952年に発表された「Meteor」の名を受け継ぐモデルで、ロイヤルエンフィールドのスタイリングを継承しながらも、多くの初となる試みが盛り込まれつつ、現代風にデザインした1台。

Meteor 350 ステラー

 また、ロイヤルエンフィールドのバイクでは初めて、Googleマップをベースにモーターサイクル用のナビゲーションで目的地までの最適なルートで案内してくれるターンバイターンナビゲーションシステム「Royal Enfield Tripper(ロイヤルエンフィールドトリッパー)」を標準で装備。この機能は、スマートフォンにロイヤルエンフィールドのアプリをインストールして、バイクをペアリングするだけで使用可能となる。

Fireball(ファイヤーボール)
Stellar(ステラー)
Supernova(スーパーノヴァ)

個性的な3つのエディションを用意

 鮮やかなレッドとイエローの2色のカラーバリエーションで、シングルタンクカラーと、タンクカラーにマッチしたホイールリムライニング、ブラックアウトされたサイクルパーツと機械加工されたフィンで仕上げられたエンジンが特徴の「Fireball(ファイヤーボール)」。現代的な落ち着いたレッド、ブルー、ブラックの3色のカラーバリエーションで、統一されたタンクとボディパーツ、クローム仕上げのハンドルバーとエグゾースト、リアには快適なバックレストを装備する「Stellar(ステラー)」。最上位機種である「Supernova(スーパーノヴァ)」には、ブルーとブラウンの2色のカラーバリエーションが用意され、ブラックとのツートンで統一されたタンクとボディパーツ、削りだしのホイール、プレミアムシート、ウインドスクリーンが装備される。

Meteor 350の特徴

 イギリスとインドにある2つのテクニカルセンターで設計・開発されたMeteor 350は、メカニカル、フィッティング、フィニッシュの品質を新たなレベルに引き上げつつ、ロイヤルエンフィールドの重要なDNAをすべて継承しているという。

 エンジンは空冷単気筒349ccで、最高出力20.2bhp(約20.5PS)、最大トルク27Nm/4000rpmを発生し、クルーザーの基本特性である低音域のグラントを実現。また、バランサーシャフトの採用により、ロイヤルエンフィールド特有の“ドスン”というエンジン音は維持しながら、スムーズで快適な操作性を両立。最適化された電気制御式フューエルインジェクションのスロットルレスポンスは、発進時の安定性と直線でのスムーズな加速を実現した。さらに、5速ギヤボックスは5速をオーバードライブにすることで、ストレスのない経済的な高速クルージングを可能にし、7プレート・クラッチを採用することで市街地でのシフトチェンジもスムーズに行なえるとした。

搭載されるエンジンは空冷単気筒349cc

 ワインディングでも自信をもって走行でき、高速道路ではしっかりとした安定感のある走りを、そして混雑した市街地では快適に操作できるように設計された「ツインダウンチューブスプラインフレーム」を採用。また、すべてのモデルに、キャストホイールとチューブレスタイヤを標準装備し、ロングツーリングにおける利便性と安心感を両立した。ブレーキは、フロント300mm、リア270mmのディスクとデュアルチャネルABSを装備し、単気筒モデルの中で最も強力な制動力を誇るとした。

アナログとデジタルの融合したメーターを装備

 新しいメーターは、ダンシングニードルと呼ばれるアナログ式スピードメーターと「ギアインジケーター」「燃料計」「時計」「トリップメーター」などの必要な情報を表示する液晶ディスプレイを採用。ハンドルバーの下にはUSB充電ポートが装備され、外出先での充電にも対応している。

 純正アクセサリーとしては、パッセンジャーバックレスト、ツーリングスクリーン、ラゲッジオプション、エンジンガードやサンプガードなど機能性を向上させるアイテムに加え、サテン仕上げのステンレススチール、ブラックパウダーコートのスリップオンサイレンサー、美しい仕上がりのツーリングシートなど、クラシックなスタイリングを演出するアイテムも用意。さらに、Meteorのカラーバリエーションに合わせたTシャツやパーソナルアクセサリーなど、ライディングギアも開発中とのこと。

Meteor 350 スーパーノヴァ

 アイシャー・モーターズ(Eicher Motors)マネージング・ディレクターのシッダールタ・ラル氏は、「Meteor 350は最高に洗練されており、誰でもアクセスしやすい価格帯のイージークルーザーです。クラシック・クルーザーのスタイルと現代的な機能の見事な融合を実現しています。私たちは経験豊富なライダーだけでなく、バイク初心者にも素晴らしいクルージング体験を提供できるモーターサイクルを開発したいと考えていました。Meteor 350はまさにそれを体現したモデルです。人間工学に基づいて設計された快適な乗り心地は、長距離のライディングや高速道路でのクルージングに最適であると同時に、市街地での走りも楽しむことができます」とコメント。

 ロイヤルエンフィールド、アジア太平洋地域責任者のビマル・サムブリー氏は、「ロイヤルエンフィールドは、魅力的で親しみやすく時代を超越したモーターサイクルによって、真のグローバルモーターサイクルブランドとなりつつあります。新しいMeteor 350は、アドベンチャーツアラーのHimalayanやINT 650、Continental GT 650での成功を基に企画された、一連の新型モデルの中の最新作です。これは当社の中核である中間排気量二輪車セグメントにおいて、手頃な価格でレジャーライディングを楽しみたいというニーズの高まりに応えるための戦略の一環です」。

「ロイヤルエンフィールドのアジア太平洋地域の成長ストーリーにおいて、日本は最も重要な市場の1つです。この度新型Meteor 350を発表しましたが、これは単に新しいモデルを紹介するだけではありません。新旧のモーターサイクル愛好家の皆さまに『ライディングの本質』を真に伝えていくという使命を果たすための、もう1つの大きなマイルストーンなのです。このニューモデルは、650ツインの導入によって性能と品質が新たなレベルにステップアップしたロイヤルエンフィールドが、中間排気量レジャーライディング市場にアピールすることを成功した裏付けでもあります。120年前に始まったロイヤルエンフィールドの物語に、この度新たにエキサイティングな章を加えられることを嬉しく思っています」とコメントしている。