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太田稔彦 豊田市長がスタートフラッグを担当 大勢の観客らに見送られラリチャレ最終戦が鞍ケ池公園から始まる

2021年11月7日 開催

スタートフラッグを振る太田稔彦 豊田市長。104号車はモリゾウ&勝田範彦組

 11月7日、鞍ケ池公園(愛知県豊田市矢並町)を舞台に開かれているTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ最終戦 第12戦豊田がスタートした。このラリーでは、トヨタテクニカルセンター下山がSS(スペシャルステージ)設定されるほか、翌週に同じ豊田市で開催される「セントラルラリー」につながるラリーウィークのファーストイベントとしても注目を集めている。

 このラリチャレのスタートフラッグを担当したのは、豊田商工会議所会頭 三宅英臣氏や豊田市長 太田稔彦氏など。約90台の参加車がいるため、ゼロカーから数台を三宅英臣会頭が、104号車からしばらくを太田稔彦 豊田市長が担当していた。

手を挙げてスタートするモリゾウ選手

 その104号車のドライバーを担当していたのが、モリゾウ選手として知られるトヨタ自動車社長 豊田章男氏。コ・ドライバーは先日GRヤリスで9度目の全日本ラリーチャンピオンを決めた勝田範彦選手が務めており、モリゾウ&勝田範彦組は市長のスタート指示でラリチャレのコースへ向かっていった。

会見を行なう太田稔彦 豊田市長

 太田稔彦市長はスタートフラッグ担当後の会見を行ない、「日本の面積の7割が森林です。豊田市の7割は実は森林なので、豊田市は日本の縮図という言い方を常々しています。その7割が実は荒れてきている」という現状認識を紹介。その上で、そのような日本の縮図、日本の原風景のような場所でラリーが行なわれることに意味があるという。

 日本の原風景でラリーが行なわれることを国内・国外に発信したいし、豊田市の原風景のよさが発信されることで、その風景が知られ、その原風景を守っていきたいと語った。

 また、企業においてはラリーのようなイベントが地元できるため、ラリーを通じてさらに製品をよくしていくことがしやすいとする。そういう意味でラリーは豊田市の産業振興策でもあり、豊田市としてラリーの街を目指しているという。最初のフラッグを触れたのはとても光栄であると語ってくれた。