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スズキ、新サービス「スズキコネクト」開始 12月24日発売のスペーシアシリーズに導入

2021年12月3日 発表

新サービス「スズキコネクト」が発表された

より迅速で充実したアフターサービスの提供が可能に

 スズキは12月3日、車両にさまざまなデータの送受信を可能とする車載通信機(DCM=Data Communication Module)を搭載し、オペレーターサービスやスマートフォンのアプリと通信する、コネクテッドサービス「スズキコネクト」を開始すると発表した。導入は12月24日に発売するスペーシアシリーズからとなる。

 スズキコネクトは、オペレーターサービスやスマホのアプリにより、事故や緊急時に消防・警察への通報をサポートする「スズキ緊急通報(ヘルプネット)」、車両に発生したトラブル解消をオペレーターがサポートする「スズキトラブルサポート」、遠隔でのエアコン操作などのリモート操作や駐車位置、運転履歴などの確認が可能な「スズキコネクトアプリ」で構成されるコネクテッド技術を活かした新サービス。

 また、コネクテッドカーから送信される警告灯の点灯状態やメンテナンス情報の共有が可能な「スズキコネクト店」を新設し、ユーザーにより迅速で充実したアフターサービスの提供を可能としたとしている。

 スズキはCASEの1つであるコネクテッドカーの技術を、広範囲かつ有効に活用できるよう車両の開発を行なうとともに、スズキ製品を使うユーザーのより豊かなカーライフを実現すべく、今後も取り組んでいくという。

スズキコネクト概要

24時間365日つながるオペレーターサービス

 コネクテッドサービス専用の2種類のコールセンターを設置し、24時間365日つながる「安心」を提供。

・スズキ緊急通報(ヘルプネット)
 万が一の事故の場合でも、ユーザーの救命につながる、先進事故自動通報[D-Call Net対応]を搭載。エアバッグが展開するような大きな衝撃を車両が検知すると自動で緊急通報が作動し、車両の衝突情報や位置情報をヘルプネットセンターへ送信。オペレーターの問いかけに返答がない場合は、速やかに消防や警察等へ連絡を行なってくれる。

 また、体調が悪くなった場合やあおり運転の被害にあった場合など、車内のSOSボタンを押すことで、ヘルプネットセンターにつながり、オペレーターを通じて消防や警察等への連絡を任せることができる。

・スズキトラブルサポート
 警告灯の点灯、パンク、バッテリー上がり、操作方法が分からないなど、トラブルの際にはスズキコネクトアプリからスズキトラブルサポートへ連絡することで、オペレーターがユーザーの状況を確認しながら適切なアドバイスでトラブルの解消をサポートするサービス。また、スズキ緊急通報(ヘルプネット)からの取次ぎにも対応し、万が一のときに必要な保険会社、ロードサービス、販売店など複数ある連絡先への取り次ぎや調整をサポートし、ユーザーの負担を軽減するという。

スズキコネクトアプリ

 スマホで離れた場所から車両状態の確認や、一部機能の操作が可能。

・主な機能
エアコン操作:離れた場所からスマートフォンでエアコン操作が可能。
うっかり通知:ドアロックのし忘れやハザードランプの消し忘れをスマートフォンに通知し、車両に戻ることなく、ドアロック、ハザードランプ消灯の操作が可能。
駐車位置確認:スマホで車両の駐車位置を確認可能。また、ハザードランプの点滅操作や駐車位置を示したURLの共有も可能。
運転履歴確認:過去の運転時間、走行距離、平均燃費、急発進、急ブレーキの回数や場所、運転開始時や終了時の場所をスマートフォンに表示。自分の運転を振り返ることが可能。
各種通知機能:警告灯の点灯やセキュリティアラームの作動、車検や法定12か月点検の時期を知らせてくれる。