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ジープ、「グランドチェロキー」フルモデルチェンジ 初の3列シート仕様で788万円から

2022年2月19日 発売

788万円~999万円

フラグシップSUV「グランドチェロキー」を10年ぶりにフルモデルチェンジ

3列シートを備えた「グランドチェロキー L」を新設定

 ジープ(FCAジャパン)は12月13日、フラグシップSUV「Grand Cherokee(グランドチェロキー)」を10年ぶりにフルモデルチェンジし、2022年2月19日に発売すると発表した。

 新型では同モデルで初めて3列シートを備えた「グランドチェロキー L」を新設定し、「Limited(リミテッド)」「Summit Reserve(サミット リザーブ)」の2グレード構成。価格は788万円~999万円。

価格表

モデルエンジン変速機駆動方式価格乗車定員
Grand Cherokee L LimitedV型6気筒DOHC 3.6リッター8速AT4WD7,880,000円7名
Grand Cherokee L Summit Reserve9,990,000円6名

 4代目となる新型グランドチェロキーLは、悪路走破性と長距離のオンロードも快適に移動できるラグジュアリー・グランドツアラーの特性を1台に凝縮。新型では同モデルで初めて3列シートを備えたグランドチェロキー Lを新設モデルとし、多人数乗車が可能となった(Limitedが7名、Summit Reserveが6名)。ボディサイズは5200×1980×1815mm(全長×全幅×全高。Summit Reserveの全高は1795mm)、ホイールベースは3090mm。

 パワートレーンはいずれもV型6気筒DOHC 3.6リッターに8速ATの組み合わせで、最高出力210kW(286PS)/6400rpm、最大トルク344Nm(35.1kgfm)/4000rpmを発生する。

グランドチェロキー L
グランドチェロキー LではLimitedが7名、Summit Reserveが6名仕様となる

 エクステリアでは、1963年に誕生したラグジュアリーSUVの草分け「ワゴニア」にインスピレーションを得ており、グランドチェロキー Lはそのワゴニアから優雅なロングノーズ・プロポーションや広々としたキャビン、特徴的な逆スラントノーズなどを受け継ぎ、最新のデザインアプローチによってモダンでスタイリッシュなプロポーションに仕上げたという。フロントエアインテークにはパワートレーンの冷却状況に応じて開口部のフラップを自動制御するアクティブグリルシャッターを新採用し、実用燃費の向上を図った。また、フルサイズSUVでありながらアプローチアングルをはじめとする対地障害角を十分に確保し、ラグジュアリーSUVの佇まいと優れたオフロード走破性を両立している。

 ボディカラーはダイアモンドブラッククリスタルP/C、ブライトホワイトC/C、バルティックグレーメタリックC/C、ヴェルヴェットレッドP/Cの4色を設定。Summit Reserveのみ、バルティックグレーメタリックC/Cを選択した場合はルーフがブラック仕上げとなる。

ボディサイズは5200×1980×1815mm(全長×全幅×全高。Summit Reserveの全高は1795mm)、ホイールベースは3090mm
Limited(ダイアモンドブラッククリスタルP/C)
Limited(ブライトホワイトC/C)
Limited(バルティックグレーメタリックC/C)
Limited(ヴェルヴェットレッドP/C)
Summit Reserve(ダイアモンドブラッククリスタルP/C)
Summit Reserve(ブライトホワイトC/C)
Summit Reserve(バルティックグレーメタリックC/C/ブラックルーフ)
Summit Reserve(ヴェルヴェットレッドP/C)

 インテリアはグランドチェロキー Lならではの世界観を作り上げるため、インストルメントパネルは水平基調で横方向の広がりを強調するとともに、厳選された上質なマテリアルを重ね合わせたレイヤー状レイアウトにより上質感を演出。中心部には10.1インチのデジタルタッチスクリーンが配置され、モダンで使い勝手に優れたインターフェイスを実現したという。インフォテインメントシステムには第5世代のUconnect オーディオシステムを採用し、全車アイシン製ナビゲーションシステムを搭載してApple CarPlay/Android Autoに対応するほか、予め登録した最多5名分のユーザープロファイルが登録可能。

 また、オートマチックのコントローラーにはジープ初となるロータリーシフトを採用。回転式の金属製シフトコントローラーにより操作性が向上しており、ギヤが切り替わったことが指先に伝わるフィードバック機能により、直感的な操作を可能とした。またロータリーシフトの両脇には路面状況に合わせて車両設定を切り替えられるセレクテレイン、車高調整機能といった走行性能に関わる機能が集約された。

 このほか乗員の快適性を高める装備として、3ゾーンまたは4ゾーン温度調整機能付オートエアコンディショナーやアンビエントLEDインテリアランプ、パワーリフトゲート、115V アクセサリー電源アウトレットなどを標準装備。サミット リザーブではさらにフロント16ウェイパワーシート、フロントマッサージ機能、McIntoshプレミアムサウンドシステム、置くだけでスマートフォンの充電ができるワイヤレスチャージングパッド、ハンズフリーパワーリフトゲートなどが備わる。

インストルメントパネルは水平基調で横方向の広がりを強調するとともに、厳選された上質なマテリアルを重ね合わせたレイヤー状レイアウトにより上質感を演出。オートマチックのコントローラーにはジープ初となるロータリーシフトを採用

 また、運転支援機能には車両周辺の障害物をモニター上で確認できるサラウンドビューカメラ、ヘッドアップディスプレイ、後席の乗員や荷物の有無に関わらず後方視界を確保できるデジタルリアビュールームミラー(サミット リザーブ)、車線中央を維持した走行をサポートするアクティブドライビングアシスト(サミット リザーブ)、インターセクションコリジョンアシスト(交差点衝突回避支援機能/リミテッド)といった初採用の機能を含む先進装備を採用した。