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マセラティ、デイビッド・ベッカムが手掛けた特別仕様の「MC20」公開
2021年12月16日 12:39
- 2021年12月15日(現地時間) 発表
誰でも自由にカスタマイズできる「フォーリセリエ カスタマイズ プログラム」
伊マセラティは12月15日(現地時間)、「マイアミへ愛を込めて」というコンセプトのもと、マセラティのアンバサダーを務めるデイビッド・ベッカム氏が、マセラティのデザインセンターと共にデザインを手掛けた「MC20 フォーリセリエ エディション フォー デイビッド・ベッカム(MC20 Fuoriserie Edition for David Beckham)」を発表した。
英国の伝説的サッカー選手のベッカム氏は、第二の故郷であるマイアミへの熱い思いをカスタマイズを通じて表現するべく、MC20のデザインコンセプトであるスポーティな体験と至高のパフォーマンスを体現する特別仕様車を完成させたという。
このコラボレーションは、ユーザーが好みに応じて自分だけの1台をカスタマイズできるよう、幅広いオプションとスタイルを揃えた「フォーリセリエ カスタマイズ プログラム」を紹介するための企画として実現。
ベッカム氏とマセラティ チェントロ スティーレのデザインチームは、パーソナルなデザインプロセスを経てMC20フォーリセリエ フォー デイビッド・ベッカムを完成させたといい、飽くなき情熱をカーボンファイバー製モノコックで表現したとしている。
ベッカム氏がオーナーを務めるサッカークラブチームのカラーをインスパイア
この企画では、ベッカム氏がオーナーを務めるアメリカのサッカークラブのホームグラウンドであることから、マイアミを出発点としてデザインプロセスがスタート。最終的に選ばれたのは、チームのクラブカラーである「ブラック」「ピンク」の2種類のクロマチックカラーと、クラブユニフォームがグロッシーとマットの質感を特徴としていることから、グロッシー&マット仕上げにしたという。
ボディはグロッシーブラックを採用。同じブラックでもグリルとCピラーにはオパーク仕上げのトライデントロゴを施し、ボディのグロッシーブラックとのコントラストを際立たせている。リアに刻まれたマセラティのレタリングも同じくオパーク仕上げとし、ドアにあるMC20バッジとブレンボ製ブレーキキャリパーにはパステルピンクを採用した。
レザーとアルカンターラを使用した内装はブラックで統一し、ピンクのコントラストステッチでめりはりを付与。アルカンターラのバックレストにはトーンonトーンのレーザー刻印が入り、ヘッドレストには立体的なパステルピンクの刺繍が施される。また、運転席と助手席の間にあるセンタートンネルには、パーソナライズされたネームプレートを配置。グロッシーとマット仕上げのネームプレートの上部には、トライデントロゴと並んでフォーリセリエのレタリングがパステルピンクで施される。また、プレート下部のアルミニウム部分には「For David」とイタリック体で書かれた名前が彫られている。
マセラティのデザイン責任者であるクラウス・ブッセ氏は、「カーデザイナーとしての私たちの使命は、ホリスティックな体験を提供することです。この価値観がブランドのスタイリング研究の指針となり、それぞれのマセラティが唯一無二の存在になります。私たちのカスタマイズプログラムは、お客さまにユニークな体験を提供するというブランドの目標を示す1つの例です。マセラティのフォーリセリエプログラムは、お客さまがご自身のストーリーを描き、創造性を発揮して夢を実現するための真っ白なキャンバスです。今回ベッカム氏と一緒にデザインしたこのMC20特別車は、他のフォーリセリエプロジェクトと同じく、ブランドの過去への頌歌でもあります。かつてすべての車両がクライアントの要望に応じてハンドビルドされていた時代に戻り、真の『フォーリセリエ』であるワンオフに命を吹き込むのです」と述べている。
また、ベッカム氏は「私はもともとクルマの熱狂的な愛好家でした。今回フォーリセリエのカスタマイズプログラムでMC20のデザインと製作に参加できたことは、素晴らしい経験でした。自動車はモデルや色、車内の小さな個人的なディテールなど、個々のテイストが反映されるものだと思います。私の第二の故郷であるマイアミと、そこにある私のサッカークラブにインスパイアされたこのワンオフカーを、マセラティチームやデザイナーと協力して作ることができたのは胸が高鳴る体験でした。ハンドルを握るのがとてつもない喜びになります」とコメントしている。
なお、デイビッド・ベッカム氏が、このモデルの製作に向かう情熱や、真剣な姿が見られる、MC20 フォーリセリエ エディション フォー デイビッド・ベッカム誕生秘話に迫る動画、ビハインドザシーン「Journey of DB's MC20」が12月19日に、マセラティのソーシャルメディアで世界同時公開される。また、日本ではこの世界同時公開に先駆けて、12月16日に動画キュレーションサイト「Af」にて先行公開予定という。