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ソニックデザイン、車種別設計「SonicPLUS CUSTOM」新製品 メルセデス・ベンツの新型Cクラスセダン専用スピーカーパッケージ「SC-206M」
2021年12月28日 11:00
- 2022年3月18日 発売
- 38万5000円
ソニックデザインは、車種別専用設計のスピーカーパッケージ「SonicPLUS CUSTOM」(ソニックプラス カスタム)の新製品として、メルセデス・ベンツ新型Cクラスセダン(W206)専用スピーカーパッケージ「SC-206M」を2022年3月18日に発売する。価格は38万5000円(取付工賃別)。
今回発売されるSC-206Mは、車種別専用スピーカーパッケージの最高峰である「SonicPLUS THE CREST」の設計コンセプトを忠実に継承したシンプルな構成ながら、高純度な音質と精度の高い取り付けを最高度で両立した、SonicPLUS CUSTOMシリーズの新型Cクラスセダン(W206)専用スピーカーパッケージ。さらなる高音質とフィッティングを新世代メルセデスのために追求し、純正サウンドシステムとの組み合わせで、良好な音色バランスと好みの音質・音量が得られるように、ユーザー自身で調整が可能な設計となっている。
製品はフロント・リアドア各両サイドの純正ドアスピーカーと交換装着する計4モジュール構成で、付属のアディショナルコンペンセーターを使って純正サブウーファー(助手席足下)を活用。取り付けに際しては、他のSonicPLUS製品と同じく車両側の加工を必要とせず、配線接続もカプラーオンで行なえる。
装着後の外観も、各グリルに装着可能な“Sonic Design”ロゴバッジを除いて純正スピーカーからの変更はなく、インテリアの雰囲気を損なわないようになっているほか、取り外しや再装着を行なうこともでき、将来の乗り換えの際に車両の資産価値を損なう心配がないことも特徴としている。なお、純正「ブルメスターサラウンド サウンドシステム」装着車には非対応で、取り付けができない。
主な特徴として、音楽の主要帯域をクロスオーバー(帯域分割)なしで再生するスーパーフルレンジ思想や車種別専用設計などをSonicPLUS THE CRESTから受け継ぎつつ、SonicPLUS CUSTOMのために開発した52mm口径ワイドレンジドライバー「SD-N52M」型とアルミハイブリッドエンクロージュア、アコースティックコントロールエレメントを組み合わせた新設計エンクロージュア一体型52mmワイドレンジドライバーモジュールを全スピーカーに採用。
SD-N52Mは、上級機に採用されたハイエンド52mm口径ワイドレンジドライバー「SD-N52N」型と「SD-N52R」型の高度な基本設計と製造技術をベースとしながら、振動板をクロスカーボン系のCMF(クロスマイクロファイバー)に置き換えることで純正サウンドシステムとのマッチング性を追求。音楽の主要帯域を1本のユニットで再生する驚異的なワイドレンジ特性によって、従来のHiFiカースピーカーでは不可欠だったクロスオーバー(帯域分割)の設定から解放されたストレスフリーな信号の流れを実現し、「スピーカーを小さく、スピーカーを少なく」というソニックデザイン独自のスーパーフルレンジ思想を忠実に反映させ、出力の限られた純正アンプでも鳴らしやすく、クリアで快活なサウンドを楽しめるようにした。
新型Cクラスセダン純正スピーカーの取り付け方法を入念に実車検証した完全専用設計のスーパーカスタム仕様、アルミハイブリッドエンクロージュアを全モジュールに採用。純正ドア/純正トゥイーターグリルの周囲に取り付けることで、スピーカー前面と内装材との間に発生する反射や共振などを抑制するとともに、Cクラスのドア内構造に合わせて最適化したエレメント形状と特別に吟味したマイクロラバーセル構造のエレメント材で音を効率的に導くアコースティックコントロールエレメントを、新設計ダンプドブラケットと組み合わせることで、高剛性・低共振をさらに徹底させた。
また、ユニット背面の密閉構造が、高速走行時の音質阻害要因となる気圧変化などの外乱やドア内の湿気に起因するスピーカーユニットの経年劣化なども低減し、実使用状態での音質や長期にわたる信頼性に貢献。デッドニング(防振)などの後加工なしで不要共振を抑えたクリアなサウンドを再現し、車外への音漏れも大幅に低減している。
さらに、純正サブウーファーからの音質を調整し、最適化するアディショナルコンペンセーターを付属。新世代メルセデス・ベンツ車の純正サウンドシステムの特徴である助手席足下のサブウーファーを有効に活用し、サウンドのトータルバランスを整えている。