マセラティ、2023年よりフォーミュラE参戦を発表

　マセラティは1月11日（現地時間）、2023年よりフォーミュラE「ABB FIA フォーミュラE 世界選手権」に参戦すると発表。マセラティはフォーミュラEのシーズン9からフォーミュラEレーシングカーの新型「Gen3」で参戦する。

　フォーミュラEへの参戦は、同社モータースポーツ戦略の第1段階となり、マセラティにとって、FIAフォーミュラEはブランドが持つモータースポーツの伝統と電動化戦略「フォルゴーレ（Folgore）」を同時にアピールできる理想的な場としている。

　マセラティの電動化戦略「フォルゴーレ」では、「グレカーレ」「グラントゥーリズモ」「グランカブリオ」、およびスーパースポーツカーの「MC20」など、今後発表される全新モデルに、100％電動化ソリューションを採用するという。

　マセラティ CEOのダヴィデ・グラッソ（Davide Grasso）氏は「私たちは、レースの世界の主人公として、自分たちのいるべき場所に戻ってきたことを非常に誇りに思います。マセラティは、情熱を原動力とし、生まれながらにして革新的な存在です。競技の場においても世界レベルの卓越した結果を達成し続けた長い歴史があり、未来に向かって邁進する準備も整っています」と述べるとともに、「パフォーマンス、ラグジュアリー、イノベーションを追い求めるマセラティにとって、電動化戦略のフォルゴーレは抗しがたい存在であり、マセラティの最も純粋な表現でもあります。だからこそ私たちは、FIA フォーミュラE 世界選手権への参戦を決定しました。世界を代表する都市でお客様に直接お目にかかる機会を通じて、マセラティを未来に向けて前進させることを決めたのです」とコメントしている。