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FIA国際自動車連盟、モリゾウ選手としての活動も挙げ豊田章男氏を最高意思決定機関「評議員会」のメンバーに FIA史上初の自動車メーカートップを選出

2022年2月22日(現地時間) 発表

豊田章男氏は2021年シーズンのスーパー耐久にモリゾウ選手としてフル参戦。カーボンニュートラルの実験車である水素燃焼エンジン搭載カローラを走らせた

 F1やWECなど世界的なモータースポーツを統括するFIA(国際自動車連盟)は2月22日(現地時間)、同連盟の最高意思決定機関である評議員会のメンバーに、トヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男氏など4名を新たに選出したことを発表した。

 評議員会はFIAの最高意思決定機関として、運営や規則、予算の執行などを管理・承認しており、世界的な自動車クラブやスポーツクラブの代表などから構成されている。

 この評議会に自動車メーカーのトップがメンバーに加わるのはFIA史上初めてのことになる。

 FIAは豊田章男氏を選出した理由として、2009年以来トヨタのトップとして活躍しているほか、モリゾウ選手としてサーキットやラリーレースに参加していること、製品開発段階でトヨタ、レクサスの全製品をテストするマスタードライバーであること、日本自動車工業会の会長として日本の自動車業界をリードしていることなどを挙げている。

 今後FIAの評議員会は、豊田章男氏も含む16人のメンバーで運営されていく。

日本自動車工業会 会長職を務める豊田章男氏
2019年ニュルブルクリンク24時間レース参戦時のモリゾウ選手