三菱自動車、インドネシアで軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」を用いた実証実験に関する覚書を締結

現地企業4社とEV普及に向けた環境整備を検証

　三菱自動車工業は3月14日、インドネシアで同社のクルマを販売するミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・セールス・インドネシア（MMKSI）が、現地企業4社と軽商用EV（電気自動車）の実証実験に関する覚書を締結したと発表した。

　締結したのは、国営郵便会社ポス・インドネシア、送配電業および関連サービス業を行なっているハレヨラ・パワー、モビリティサービス大手のゴジェック、ドイツ物流大手の現地法人DHLサプライヤーチェーン・インドネシアの4社。日本で2011年に投入した「ミニキャブ・ミーブ」を輸送業務に活用し、半年間（ゴジェックは半年以上の実証試験を実施予定）の実証実験を通じて、走行距離や充電記録、配送ルートなどのデータ集積を行ない、EV普及に向けた環境整備の検証を進めていく予定としている。

　MMKSI 社長の中村直哉氏は、「主要な企業パートナーであるポス・インドネシア、ハレヨラ・パワー、ゴジェック、DHLサプライヤーチェーン・インドネシアおよび、この共同研究を熱心にご支援いただいているインドネシア政府に心から感謝します。この実証実験を通じて、インドネシアにおける三菱自動車の電気商用車の普及とその活用について取り組んでまいります」とコメントしている。