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マセラティ、新型SUV「グレカーレ」世界初公開 バッテリEVもスタンバイ

2022年3月22日(現地時間) 発表

マセラティの新型SUV「グレカーレ」

 マセラティは3月22日(現地時間)、新型SUV「グレカーレ」を世界初公開した。日本での価格は800万円代後半~を予定、6月上旬ごろオーダーの受付を開始して、日本でのデリバリー開始は2023年上旬予定としている。

 グレカーレのモデルラインアップは、従来の内燃機関モデル「トロフェオ」、ハイブリッドモデルの「GT」「モデナ」の3モデルを展開。そして、1年後にはマセラティ史上初のバッテリEV(電気自動車)モデル「グレカーレ フォルゴーレ」の登場も予告された。

マセラティの新型SUV「グレカーレ」

 発表時に展開される3モデルは、300馬力の4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「GT」、330馬力の4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「モデナ」、MC20に搭載された独自のネットゥーノエンジンをベースにした530馬力のV型6気筒 3.0リッターガソリンエンジンを搭載した「トロフェオ」で、1年後に登場する、400VのバッテリEV「グレカーレ フォルゴーレ」で全ラインアップがそろう。

 グレカーレは“The Every day Exceptional(毎日が格別)”をコンセプトとするSUVモデルで、エレガンス、パフォーマンス、汎用性、革新性の4つバランスを取りながら、性能、快適性、安全性を同時に保証。その特徴の1つがボディサイズとなり、「GT」モデルのボディサイズで4846×2163mm×1670mm(全長×全幅:ウイングミラーを含む×全高)で、ホイールベースは2901mm。また、パフォーマンスでは「トロフェオ」モデルで0-100km/h加速が3.8秒、最高速は285km/hを実現する。

 デザインは、「MC20」以降のすべての新型車に共通した特徴となるマセラティの新しいビジュアルシンボルを取り入れた。フロントは、低く堂々としたグリルを特徴とし、側面は美しい流線的なフォルムとカーボンファイバーを用いたテクニカルな技術的構成要素のコントラストが特徴的。リアは、ジウジアーロ「3200GT」から着想を得たブーメラン型のテールライト、キャビンはクーペのようなスタイリングで印象的に仕上げた。

 モデナのマセラティ・イノベーション・ラボで開発された新型SUVグレカーレは、カッシーノ工場で生産される。