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豊田喜一郎氏、愛知県から「愛知県名誉県民」を授与 豊田章男社長がコメント

2022年3月24日 発表

愛知県名誉県民の称号を授与された豊田喜一郎氏

 トヨタ自動車は3月24日、同社創業者である豊田喜一郎氏が、地元の愛知県から愛知県名誉県民の称号を授与されたことを明らかにした。

 愛知県では2022年に県政150周年を迎え、これまでの150年の歩みを振り返り、愛知の発展に多大な貢献をしたとして、豊田喜一郎氏を顕彰。同日開催された愛知県の定例議会を経て、愛知県名誉県民の称号の授与が決議された。

 同授与を受けて豊田章男社長がコメントを発表。豊田社長は「この度は、愛知県政150周年の節目にあたり、私どもの創業者である豊田喜一郎を名誉県民にご選出いただき、大変ありがたく、嬉しく思います。私自身は喜一郎に直接会ったことはございませんが、愛知県名誉県民に選ばれたと聞いたら、きっと『自動車産業を興す挑戦はみんなでやってきたこと。自分は仲間たちを代表して名前があるだけだ』と言ったのではないかと思います。当時は不可能とさえ言われた『クルマづくりへの挑戦』や、『繊維産業から自動車産業への転換』は、『もっと世の中を良くしたい』という一心で、一緒に取り組んでくださった行政・仕入先・販売店をはじめとする地元の皆様がいたからこそ、成し遂げられたことだと思っております。CASE革命やカーボンニュートラルへの対応など、自動車産業が100年に一度の大変革の時代を迎えている中、私たちも今、自動車会社からモビリティ・カンパニーへのモデルチェンジに挑戦しております。今回の顕彰にあたり、喜一郎や先人たちからは、『未来のためにみんなで頑張れよ』というエールが、私たち現役世代に送られているようにも思えます。これからも地域の皆様と一緒に、皆が幸せになれる社会を目指して取り組んでまいります」とコメントした。