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日産、高橋国光氏の追悼特別展示を実施 スカイライン2000GT-R レーシングコンセプトなど3台のマシンを展示

2022年3月24日〜4月14日 開催

スカイライン2000GT-R レーシングコンセプト

 日産グローバル本社ギャラリーは、3月16日に逝去された日産の元ワークスドライバー・高橋国光氏をしのんだ追悼特別展示を3月24日〜4月14日に実施する。

 会場では、高橋氏に関わる代表的な3台のマシンとして、ニッサンR382 23号車(1969年)、スカイライン2000GT-R レーシングコンセプト(KPGC110型 1972年東京モーターショー出展車)、スカイラインGT-R グループA JTC・STPタイサンGT-R 2号車 (BNR32型 1993年)がギャラリーに展示される。

スカイライン2000GT-R レーシングコンセプト

「国さん」の愛称で親しまれた高橋氏は、1964年から故・田中健二郎氏と北野元氏とともに日産自動車と契約して4輪ドライバーへ転向。以降、10年以上にわたって日産ワークスドライバーとして活躍。主に日本グランプリを舞台にしたニッサンR380・R381・R382といったプロトタイプレーシングカー、国内ツーリングカーレースでのスカイライン2000GT-R(通称「ハコスカGT-R」PGC10型/KPGC10型)で数々の記録を残した。特に、1972年3月にはスカイライン2000GT-Rの通算50勝目を挙げた。

1972年3月20日の富士GC 第1戦 富士300km:スカイラインGT-Rで優勝した高橋国光氏の15号車

 1990年代には、自身の「チーム国光」を立ち上げて以降も全日本ツーリングカー選手権(JTC)においてスカイラインGT-R(BNR32型)でファンを沸かせる走りを見せるなど、日産のモータースポーツ活動に多大なる貢献をしている。

スカイラインGT-R グループA JTC・STPタイサンGT-R 2号車