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ホンダ、発売50周年の「シビック」をテーマに「オートモビル カウンシル 2022」に出展

2022年4月15日~17日開催

1984年 YAMATO CIVIC:本田技術研究所の社内自己啓発チームとして1965年に創部されたTEAM YAMATOが、当時人気を博していた富士グランチャンピオンレースの前座であるマイナーツーリングなどに参戦するために、初代シビックをベースに1974年に製作された。市販車のシビックでは2代目が役目を終えた1984年まで活躍し、その間で2度マイナーツーリングでの年間王者に輝いた

 本田技研工業は3月31日、2022年に発売50周年を迎える「シビック(CIVIC)」をテーマに「オートモビル カウンシル 2022」(幕張メッセ:4月15日~17日開催)に出展すると発表した。ホンダブースでは、1972年発売の初代シビックと、1970年代後半から80年代前半にかけてレース活動で活躍した「ヤマト シビック(YAMATO CIVIC)」が展示される。

 1972年7月12日に日本で初代モデルが発売されたシビックは、ホンダ四輪車の中で最も長い歴史を持ち、その歴代シリーズ累計の販売台数は2700万台を超えるといい、グローバルで展開されている。

1972年 初代シビック:「世界市民のベイシック・カー」を目指した初代シビックには、FF・横置きエンジン、ハッチバックスタイル、ストラット方式四輪独立懸架サスペンションなどのさまざまな先進技術が導入された。これにより、経済性・機能性・合理性の総合バランスに優れたモデルが誕生。当時の小型車市場に新風を巻き起こし、世界中で愛用されるロングセラーシリーズの礎を築いた

 初代シビックは世界の四輪市場への本格的な参入を目指していたホンダが、「世界市民のベイシック・カー」づくりに挑戦したモデル。その後シビックはホンダに受け継がれている“人間中心のものづくり”の思想を核として、時代の要請に応えるためにスタイルやサイズを変化させながら進化してきた。初代モデルの展示を通じ、ホンダのチャレンジする企業姿勢を伝える。

 また、もう1台の展示車両であるYAMATO CIVICは、初代シビックをベースにホンダ社内の有志がレース参戦のために製作した車両。今も脈々と受け継がれる研究開発に携わるメンバーの「走る喜び」を追求した思いを伝える。

歴代CIVIC デザインスケッチギャラリー:シビック発売50周年を記念して、歴代シビックのデザインスケッチをそれぞれの世代ごとにまとめた11枚の連作を展示。開発初期のアイデアスケッチからファイナルデザインに至る数々のビジュアルが、たずさわったデザイナーたちのシビックにかけた思いを物語る