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アルヴィス、3リッター・コンティニュエーション・シリーズ「グラバー・スーパー・クーペ」を「オートモビル カウンシル2022」で日本初公開

2022年4月11日 発表

3リッター・コンティニュエーション・モデル「グラバー・スーパー・クーペ」(日本初公開)

1966年式の車両から3Dスキャニングをして、当時と同様の工法で製造

 アルヴィス(明治産業)は4月11日、幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で4月15日~17日に開催される「オートモビル カウンシル2022」に出展すると発表。ヘリテージカーゾーンに、3リッター・コンティニュエーション・シリーズとして最初の生産車両となる「グラバー・スーパー・クーペ」を日本初公開するほか、6台を出展する。

 オートモビル カウンシルは、2016年から「CLASSIC MEETS MODERN」をコンセプトに開催され、往年の名車と最新のモデルが一堂に展示され自動車文化の創生を図るイベント。英アルヴィスは、1967年に量産車の製造を停止して以降も現在に至るまで既存オーナーのために部品の製造とアルヴィス車の修復を手掛け、2017年に「コンティニュエーション・シリーズ」の限定生産を発表して量産車の生産を再開するなど、英国流の自動車文化を体現している。明治産業ではアルヴィスによって新しい自動車の楽しみ方を提供したいと考え、2019年に続いてオートモビル カウンシルに出展することとなった。

 今回、日本初公開されるグラバー・スーパー・クーペは、アルヴィスとして最初の3リッター・コンティニュエーション生産車両。2020年に発表した4.3リッター・コンティニュエーション・シリーズ「ヴァンデン・プラ・ツアラー」同様に公道走行可能なモデルとなる。

 コンティニュエーション・モデルとして生産される「3リッター・グラバー・スーパー・クーペ」は、英アルヴィスが所有する1966年式グラバー・スーパー・クーペから必要となる部分を3Dスキャニングしてデジタル・データ化し、当時と同様の工法で製造。アルヴィスにとって最終モデルとなる「TF21」に、スイスのコーチビルダーであるグラバーが架装したモデルであるため、特に希少なモデルとなるとしている。

 ボディサイズは4788×1700×1380mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2832mm。パワートレーンは、最高出力172bhp/5000rpmを発生する直列6気筒OHV 3.0リッターエンジンをフロントに搭載。トランスミッションには5速MTが組み合わせられ、後輪を駆動する。最高速は約190.4km/h。

展示車両概要

コンティニュエーション・モデル

アルヴィス・3リッター・グラバー・スーパー・クーペ(日本初公開)
アルヴィス・4.3リッター・ヴァンデン・プラ・ツアラー

アルヴィス・4.3リッター・ヴァンデン・プラ・ツアラー

ヘリテージ・モデル

1922年式アルヴィス・ワークス・10/30
1936年式アルヴィス・4.3リッター・ベルテッリ・スポーツ・サルーン
1937年式アルヴィス・3.5リッター・ランスフィールド・コンシールド・フード
1964年式アルヴィス・3リッター・TE21パーク・ウォード・ドロップヘッド・クーペ

1922年式アルヴィス・ワークス・10/30
1936年式アルヴィス・4.3リッター・ベルテッリ・スポーツ・サルーン
1937年式アルヴィス・3.5リッター・ランスフィールド・コンシールド・フード
1964年式アルヴィス・3リッター・TE21・パーク・ウォード・ドロップヘッド・クーペ