ニュース

エブロ、F1マシン「1/20 Tyrrell 005 1972-1973」を夏に発売 新型Z GT500のモックアップも展示

1/20 Tyrrell 005 1972-1973

2022年夏に発売となる「1/20 Tyrrell 005 1972-1973」

 SUPER GTの精密なミニカーなどを積極的にリリースしているエブロは、「第60回静岡ホビーショー」で組み立て式スケールモデル「1/20 Tyrrell 005 1972-1973」(予価8600円)を展示した。この1/20 Tyrrell 005はミニカーなどの完成品と異なり、部品を組み合わせて作るインジェクションキット。世界的なF1模型のスタンダードスケールである1/20になっており、さまざまなメーカーのF1模型と比較して楽しめる。

 エブロの特徴である高精度な作り込みは、1/20 Tyrrell 005でも存分に発揮されており、金属やゴムパイプなどのマルチマテリアルを効果的に用いることで抜群の精密感を得ることができる。

 とくにフォードDFVのV型8気筒エンジンまわり、フロントサスペンション基部の補機類などは1/20とは思えないほど作り込まれている。F1マシンの特徴でもある独特のサスペンション構成を自然に理解できる。

1/20とは思えないほど細部まで再現されたフォードDFVエンジンやウィング。当時の凸リベットが見て取れる
フロントサスペンションまわり
カウルに取り付けられたサイドミラーのステーがポイント

 話題のキットではあったが、今回大きく展示されていたのは発売日などが決まったため。現在は製造が大変な状況とはいうものの、夏に発売することができそうだという。

 エブロではそのほか、組み立て式スケールモデル「1/24 Citroën 2CV Fourgonnette AZU 1951」(予価6380円)や、2022年にSUPER GTにデビューしたばかりの新型Z GT500のミニカーを展示。いずれも細部まで細かく再現されているものだが、とくに新型Z GT500はデビューしたばかりのGTマシンでありながら、エアロの複雑な造形がしっかりリサーチされているのが分かる。新型Z GT500の発売はSUPER GTの最終戦に間に合わせたいとのことだが、製品版の登場を楽しみに待ちたい。

1/24 Citroën 2CV Fourgonnette AZU 1951
新型Z GT500