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トヨタ、HPの3Dプリンタ「HP Jet Fusion 5200シリーズ」導入 試作品製作や最終製品適用の検証活用に

2022年6月15日 発表

HP Jet Fusion 5200シリーズ

 SOLIZEと日本HPは6月15日、トヨタ自動車が、3Dプリンターでの試作品製作や最終製品適用の検証活用のため、HPの3Dプリンティングソリューション「HP Jet Fusion 5200シリーズ」を導入したことを明らかにした。

 トヨタ自動車では、2021年に、顧客の要望に応えるため、廃版となった補給部品を3Dプリンティングにより復刻し、純正部品として再販売する取り組みを開始している。このプロジェクトでは、SOLIZEが「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」を活用して部品を製造している。

 今回、トヨタは、より柔軟な製造プロセスを検討する中で、HPの3Dプリンティングソリューション「HP Jet Fusion 5200シリーズ」を導入、試作品製作や小ロットの最終製品への3Dプリンターの活用適用を視野に入れているという。

「HP Jet Fusion 5200シリーズ 3Dプリンティングソリューション」は、高度な機能を活用して、部品の設計と高品質の商用部品の製造を可能とする、HP独自の3Dプリンティング技術であるMulti Jet Fusionプラットフォームを採用している。今回のトヨタへの3Dプリンターの販売にあたっては、HPの販売パートナーであり、3Dプリンターに関する豊富な経験とノウハウを有するSOLIZEが、スムーズな3Dプリンターの導入を支援した。

 日本HP 代表取締役 社長執行役員 岡戸伸樹氏は「世界では日々、様々な業界、特に自動車メーカーで、HPの3Dプリンティングの活用が拡がっています。トヨタ自動車のような業界をリードする企業が、柔軟なデザイン設計、製品の市場投入のスピードの加速、そして持続可能な製造に3Dプリンティングの力を活用しています。HPはSOLIZEと協力して、国内の企業がより革新的でパーソナライズされた、持続可能な製造の実現を支援してまいります」とコメントしている。

HP Jet Fusion 5200シリーズ