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サムライスピード、バッテリEVの日産「リーフ」で第100回「パイクスピーク」参戦 参戦車両公開

2022年6月17日 発表

SAMURAI SPEEDが「第100回 パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム」の2022年参戦車両として公開した日産自動車のEV(電気自動車)「リーフe+」

 エクストリームパワースポーツチーム 「SAMURAI SPEED」は6月17日、米国コロラド州コロラドスプリングスで開催されるヒルクライムレース「第100回 パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム(PPIHC)」の参戦車両を公開した。2022年の参戦車両は、2021年に引き続き日産自動車のバッテリEV(電気自動車)「リーフe+」を用いて、軽量化を中心にこれまでの参戦体験で得た知見を生かしたセッティングが行なわれた。

 現地では6月6日に現地入りした先発隊がワシントン州ポートランド港に陸揚げされた車両を引き取り、同社のフリーモントガレージに車両を移動。メンテナンスを行なうとともに2022年のカラーリングの仕上げ等を実施。100回目を迎える記念すべき大会に向けた事前準備を完了した。今後、参戦車両は、2022年のドライバーを務める大井貴之選手とさらなるチューニングを行ない、次週から始まるレースウィーク(練習走行と本戦)に備えるとしている。

 レースを直前に控えたチーム代表の神子力氏は「長引くコロナ禍に加え、最近の不安定な世界情勢の中、記念すべき第100回大会に参加する事ができ、パートナー企業および関係各位には心から感謝申し上げます。私自身、ドライバーとして過去2回、監督として7回の参戦経験があり、PPIHCは電気自動車の開発に欠かせない貴重なデータが得られる優れた実験場であると共に、電気自動車の魅力を発信できる最高の場でもあると考えています。今年のレースはもちろん、引き続きわれわれの活動にご注目下さい」とコメントしている。

 今後、チームはコロラド州のコロラドスプリングスにベースキャンプを設け、レースウィークに突入する。