日産、「リーフ」を一部仕様向上して今夏発売 価格改定で実質購入価格は約293万円から

アーバンクロムと40kWhのSグレードの設定廃止

　日産自動車は4月21日、BEV（バッテリ電気自動車）「リーフ」を一部仕様向上して今夏に発売すると発表した。今回の一部仕様向上に伴い、「リーフ アーバンクロム」とバッテリサイズ40kWhのSグレードの設定を廃止。また、BEVのさらなる普及に向けて価格の改定を実施。クリーンエネルギー自動車導入促進補助金を活用した場合の「リーフ」の実質購入価格は約293万円～になる予定としており、価格は370万9200円～480万5900円。

　今回の一部仕様向上では、新たにイルミネーション付きのブランドエンブレムを採用するとともに、フロントグリルはシームレスでシンプルな形状の中に日本伝統的な木組みパターンのような作り込みを実施。さらにアルミホイールのデザインも一新した。

　エクステリアカラーには、より白さを追求した「ピュアホワイトパール」とともに漆黒感とパールの煌めきを表現した「ミッドナイトブラック」を新設定し、「オペラモーブ/スーパーブラック」の2トーンを加えて全15色の豊富なカラーバリエーションをラインアップする。機能面では、インテリジェントルームミラーの解像度を上げて視認性を向上させた。

エクステリアカラーのバリエーション

X/e＋ X用の16インチアルミホイール

G/X Vセレクション/e＋ G（X/e＋ Xはメーカーオプション）用の17インチアルミホイール

インテリジェントルームミラーの解像度を上げて視認性を向上

　また、「リーフ NISMO」では専用のフロントバンパーやサイドシルプロテクター、リアバンパー、18インチアルミホイールを新世代のNISMOデザインのカラーリングに変更している。

リーフ NISMO

リーフ「AUTECH」はインテリアデザインを一新

リーフ「AUTECH」

　日産の関連会社である日産モータースポーツ＆カスタマイズでは、リーフをベースとしたカスタムカー、リーフ「AUTECH」を一部仕様変更し、今夏に発売する。価格は「AUTECH」（40kWh仕様）が406万1200円、「e＋ AUTECH」（60kWh仕様）が457万7100円。

　今回の一部仕様向上ではインテリアデザインを一新。上質な素材や「AUTECH」ブランドを象徴するブルーステッチによるプレミアムな仕立てそのままに、全体をブラックでコーディネートし、エアコン吹き出し口にシルバーフィニッシャーを採用することでエレガントさをより追求した室内空間とした。

　また、ベース車と同様にインテリジェントルームミラーの解像度を上げて視認性を向上させるとともに、従来モデルよりリーズナブルな価格設定としている。

リーフ「AUTECH」のインテリア