三菱自動車、新型「アウトランダー」のPHEVモデルを豪州で販売開始

新型「アウトランダー」のPHEVモデルを豪州で販売開始

　三菱自動車工業は8月12日、新型クロスオーバーSUV「アウトランダー」のプラグインハイブリッドEV（PHEV）モデルを、日本、ニュージーランドに続いて、8月15日より豪州で販売を開始すると発表した。

　アウトランダーは2001年に発売（日本ではエアトレックで発売）した三菱自動車初のクロスオーバーSUVで、世界約60か国で販売する主力モデル。先代より設定しているPHEVモデルは、2013年に世界初のSUVのPHEVとして日本で発売後、欧州、オセアニア、北米、アセアンなどに展開し、世界累計販売台数は2022年7月末時点で約31万1000台、豪州では約4000台に達しているという。

　新型アウトランダーのPHEVモデルは、三菱自動車の電動化技術と四輪制御技術の粋を集めたフラッグシップモデルで、昨年のフルモデルチェンジでは「威風堂堂」をコンセプトにボディやシャシー、パワートレインなどすべてを刷新。さまざまな天候や路面での力強い走りや多彩な使い勝手といったSUVとしての魅力、力強く滑らかな加速や意のままで安全・安心な走りといった電動車としての魅力の双方を大幅に高めている。

　三菱自動車 副社長の矢田部陽一郎氏は、「新型アウトランダーのガソリンエンジンモデルは豪州で多くのお客さまにご好評いただいており、日本やニュージーランドでも販売好調なPHEVモデルを追加投入することで、シリーズの販売をさらに加速させていきます。近年、EVやPHEVなど環境対応車へのシフトが進む同国において、製造から使用、廃棄までのライフサイクルにおいてCO2排出量が少なく環境負荷が低い電動車でありながら、安全・安心で快適な走りをお届けするSUVとして、PHEVモデルをご評価いただきたいと考えています」と述べている。