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ホンダ、電動化時代におけるアキュラデザインを示す「Acura Precision EV Concept」世界初公開

2022年8月18日(現地時間) 発表

Acura Precision EV Concept

GMと共同開発モデルとなるEVの名称を「ZDX」と発表

 本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは8月18日(現地時間)、デザインコンセプト「Acura Precision EV Concept(アキュラ・プレシジョン・イーブイ・コンセプト)」を、米国カリフォルニア州で開催されているビンテージカーやクラッシックカーが集まる祭典「モントレー・カー・ウィーク(Monterey Car Week)」で世界初公開した。

 このコンセプトモデルは、今後の電動化時代におけるアキュラデザインの方向性を示したものとなり、パワーボートの造形にインスパイアされた流麗で力強いフォルムが特徴。EVらしく開口部がないノーズ部にはLEDで光る新しいダイヤモンド・ペンタゴン・グリルを採用したほか、鋭角でシャープな形状のデイタイムランニングライトや、「パーティクル・グリッチ」と呼ぶ独特の抽象的なパターンを前後の造形やホイールに配している。ボディカラーは、カリフォルニアの強い日差しに合わせて最適化されたマット塗装の「ダブル・エイペックス・ブルー」という名称の鮮やかな特別塗装となっている。

 また同日、2024年中に北米で発売を予定しているアキュラブランド初のEV量販モデルの名称が「ZDX(ズィーディーエックス)」となることも発表された。ZDXは、Acura Precision EV Conceptのデザインを具現化する最初のモデルで、ゼネラルモーターズ(GM)の「アルティウム」バッテリを搭載したGMとの共同開発モデルとなり、Type S(タイプエス)も設定される。

 アメリカン・ホンダモーター Acura エグゼクティブ・デザイン・ディレクター、デイブ・マレック氏は「Acura Precision EV Conceptは、これまでのPrecision Crafted Performanceのデザイン言語をさらに進化させた造形で、今後の電動化時代におけるアキュラデザインの方向性を、不動の北極星のように指し示すものです」とコメントしている。