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初代クラウンや新型クラウン搭載の最新1モーターハイブリッドがじっくり見られる「クラウンとアイシン」展
2022年8月28日 11:59
- 2022年8月25日~12月9日 開催
初代クラウンから新型の16代目クラウンまでのトランスミッションを展示
世界的なトランスミッションのトップメーカーとして知られるアイシンでは、同社本社内にある「コムセンター」(愛知県刈谷市)において、特別展示企画「クラウンとアイシン ~いま振り返る、歴代クラウンと共に歩んだアイシンの挑戦~」を8月25日~12月9日に開催している。
7月15日世界発表された新型クラウンは、歴代クラウンの中で16代目となるもので、発表のプレゼンテーションを行なった豊田章男社長によれば「クラウンは時代の変化と闘いながら進化を続けてまいりました。そして迎えた16代目、日本の歴史に重ね合わせれば徳川幕府の江戸時代も15代で幕を閉じております。何としてもクラウンの新しい時代を作らなければいけない」と語るほど、さまざまな新機軸が盛り込まれている。
その代表的な一つとなるのが、走りのハイブリッドシステムである「デュアルブーストハイブリッドステム(DBHS)」。DBHSでは、デンソーやアイシンによって開発された1モーター2クラッチの新ハイブリッドシステムが投入されており、これまでの燃費志向の2モーターハイブリッドシステムであるTHSと異なる走りの世界を実現しようとしている。
アイシンの企画展では、この1モーター2クラッチの新ハイブリッドシステムをはじめ、初代クラウンから搭載されたオートマチックトランスミッションを展示。アイシンとクラウンのATの進化を理解できるものとなっていた。
9月2日まで初代クラウンの実車を展示
歴代クラウンのトランスミッションをじっくり見られるだけでも楽しい展示なのだが、9月2日までは初代クラウンの実車を展示。この実車はアイシンがレストアに協力した個人所有の個体となるが、今回の企画展にあたってその方から貸し出していただいたとのこと。
ボディの光沢も美しい初代クラウンは、金属が多用された時代のクルマらしい重厚さを感じる。灯火類やウィンドウの透明度も高く、新車同様の仕上がりとなっている。
この初代クラウンの横にはトヨグライドも展示され、実車と日本初のオートマチックトランスミッション(展示品はトヨペット コロナに搭載されていた1964年製のもの)を同時に見ることができる。