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レクサスの新型「UX」にデンソーテンの新世代サウンドシステム採用

2022年9月6日 発表

レクサスUXプレミアムサウンドシステム

 デンソーテンは9月6日、同社独自のデジタル信号処理技術を搭載した8chフルデジタルClass-Dアンプと10個のスピーカーから成るハイレゾ対応のサウンドシステムが、レクサス(トヨタ自動車)の新型「UX」に装着される「レクサスUXプレミアムサウンドシステム」として採用されたことを明らかにした。

 レクサスUXプレミアムサウンドシステムでは、高性能DSPにより、車室内で発生する不要なガラス反射やドア振動などによる音の乱れを信号処理で制御・補正し、元の音源をより正確に再現。加えて、リスニングルームで音楽を聴いた時の反射音を到来方向まで忠実に車室内で再現することで、車室外まで広がるような心地よい音空間を実現させるという。

理想の音空間を目指した、補正イメージ

 また、UXのすべての座席を含む膨大な車室内データを取得し、各スピーカーの音響特性をシミュレーションすることで、どの座席でも快適な音質を提供するとともに、視聴ボリュームや音源、走行速度(騒音レベル)に応じて、常に最適な周波数バランスに補正することで、どのようなシーンにおいても聴きやすい音質を実現させたとしている。

 そのほかの技術として、独自形状の振動板・エッジ設計でスピーカーの剛性や振幅対称性を向上し、原音に対して正確な音を再生、ハイレゾのよさを活かす高性能マスタークロック搭載。アンプ筐体の刷新による対ノイズ性能向上・高剛性化で、音質を大幅に改善させた。