ブリッド、新世代スポーツ＆ラグジュアリーシート「エディルブ 054V」デザイン刷新

デザイン刷新にくわえカーボンニュートラルに向けた素材を新たに採用

　ブリッはド9月12日、ワンランク上のプレミアムスポーツシートブランド「edirb（エディルブ）」の従来モデル「edirb 032 ULTRA SUEDE」「edirb 054 ULTRA SUEDE」をベースに、新素材の採用とデザインを一新した「edirb 054V」を発売した。価格は20万3500円で、シートヒーター搭載タイプは22万円。なお、取り付けには別売の車種別シートレールが必要となる。

　新製品のエディルブ 054Vは、乗り降りで擦れやすいサイドサポート上面に新素材「ビガプリモ」を採用。ビガプリモ（ヴィーガンレザー）は、動物由来のものを使わずに本革の構造を再現した新しい人工皮革で、従来製法のおよそ半分のエネルギーで作ることができ、脱炭素化に貢献する素材の1つ。柔らかい触り心地で擦れの耐久性を強化するとともに、メンテナンス性にも優れる。また、中央に縦ラインを入れることで5月に発表したバケットモデル「エディルブ 0A1」「エディルブ 161」などと合わせやすいデザインへと変更した。

中央に縦のラインが入るデザインになった。カラーはグレーステッチとレッドステッチの2種類を用意

背面にはポケットを完備している

　さらに、サイドサポートにはキルティング加工を施すことで、従来モデルよりも高級感のあるデザイン性と柔らかい触感の仕上がりを両立。リクライニングレバーは、従来モデルと同様にレバー引き上げによるワンタッチ操作でリクライニング調整可能とし、ロゴの配置を従来モデルのヘッド部からネック部へ、サイズも小さくすることで主張を抑えた仕様へ一新した。

サイドサポートにキルティング加工を施し、高級感とデザイン性と柔らかい感触を両立

ワンタッチ操作が可能なリクライニングレバーは従来のまま

ロゴの配置を変更

　そのほかにもエディルブシリーズでは、イデアテックス・ジャパンが開発した人と環境にやさしい上質な人工皮革「プロテインレザー」を採用。プロテインパウダーの優れた吸放湿性が不快なムレを軽減し、高級ソファーの本革のような風合いとなめらかな肌触りを実現。くわえて、シートに座っている時はしっかり体をホールドし、乗り降りの時は滑りがよく、スムーズな動きができるという特徴を持つ、東レが開発したスエード調人工皮革「ウルトラスエード」も背もたれと座面に採用している。

　また、別売の「アームレスト」も設定。シートのカラーと同じ「グレーステッチ」「レッドステッチ」の2種類を用意。片側だけの装着にも配慮し、価格は左右それぞれ1万1000円。

シート本体重量は約15.3kg、別売のアームレストは1つ約1.0kg（参考数値）

別売アームレストは「グレーステッチ」「レッドステッチ」の2種類