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ロイヤルエンフィールド、新型アーバン・スクランブラー「スクラム 411」を日本導入 83万8200円より
2022年10月14日 09:45
- 2022年10月13日 発表
アドベンチャーモデルのDNAを持つ新カテゴリーモデルを日本導入
ロイヤルエンフィールドは10月13日、ブランド初のアーバン・スクランブラー「スクラム 411」を日本導入すると発表した。スクラム 411は、空冷4ストロークの単気筒SOHC 411ccエンジンを搭載するアーバン・スクランブラーと位置付けられるモデルで、「Base」「Mid」「Premium」というモデルラインアップを用意。11月1日より販売が開始され、価格は83万8200円〜85万3600円。
同日スクラム 411について説明するオンライン記者発表会が開催され、ロイヤルエンフィールドのインド本社からアジア太平洋市場担当事業責任者 アヌージ・ドゥア氏が登壇。ロイヤルエンフィールドは、250〜750ccといった中排気量クラスにおいて世界トップのポジションにあることを強調、アジア太平洋地域においても成長を続けており、日本国内では25の正規ディーラー、5つのサブディーラーを展開していることが説明された。
新型モデルのスクラム 411については、ブランド初のアドベンチャーモデル「Himalayan」をベースとすることで、アドベンチャーモデルのDNAを内包しながら、軽快なスクランブラースタイルを併せ持った新しいタイプのモーターサイクルであることが紹介された。
スクラム 411について、ドゥア氏は「スクラム 411は幅広い道路環境に適応しています。ほとんどのスクランブラータイプのモーターサイクルは、スタイリングに重点を置いています。しかしわれわれがスクラム 411の開発に着手したとき、デザインと目的が明確で、都市部でも悪路でも走破性が高いモーターサイクルを作ろうと決心しました。個性的なデザイン、遊び心のあるカラーリング、親しみやすいライディングポジションにより、スクラム 411は究極のアーバン・スクランブラーとなりました」と紹介。ビジネス面では「アジア太平洋地域において、アドベンチャーセグメントは急速に成長しているセグメントであり、そのなかでスクラム 411は、あらゆるキャリアやスタイルを持つライダーにとっても、素晴らしい相棒になると確信しています。日本では、交通量の多い都市部でも俊敏で扱いやすい都市型モーターサイクルに大きな将来性があると考えています。そのなかでスクラム 411は完璧な選択肢になるでしょう」とコメントしている。
アドベンチャーモデルのDNAとスクランブラーの雰囲気を併せ持つ新カテゴリーのアーバン・スクランブラー
スクラム 411は、ロイヤルエンフィールドのアドベンチャーモデル「Himalayan(ヒマラヤ)」でも採用した「LS-410」エンジンプラットフォームと、フレームのスペシャリストである英国ハリスパフォーマンスが開発したシャシーをベースにして、市街地での軽快なパフォーマンスと、ラフロードでの高い走破性を兼ね備えたモデルとしている。
スクラム 411に搭載される空冷4ストロークの単気筒SOHC 411ccエンジンは、最高出力24.3bhp/6500rpm、最大トルク32Nm/4000-4500rpmを発生。フューエルインジェクションを採用するなどユーロ5規制もクリアし、環境性能にも優れた空冷エンジンで、あらゆるキャリアのライダーにとっても扱いやすいエンジンの出力特性としている。
フロントフォークには直径41mm、ストローク量190mmの正立式テレスコピックサスペンションを、リアサスペンションにはストローク量180mmのリンク式モノショックを標準装備。前後ブレーキにデュアルチャンネルABSを採用するとともに、最低地上高はクラス最高峰の200mmを確保することで、オフロードにおける高い走破性を実現させた。
ホイールサイズは、フロント19インチ/リア17インチを採用。ベースモデルである「Himalayan」がオフロードでの走破性を最大限に高めるためにフロント21インチホイールを採用していることに対し、スクラム 411ではフロントを19インチにすることで、舗装路での走行性能とオフロードでの走破性を両立。ホイールサイズやシート形状を変更したことによりシート高が改善され、足つき性を向上させた。
モデルラインアップはBase、Mid、Premiumの3タイプ、計7色のカラーバリエーションを用意。カラーは、Baseが「グラファイト・イエロー」「グラファイト・レッド」「グラファイト・ブルー」、Midが「スカイライン・ブルー」「ブレイジング・ブラック」、Premiumが「ホワイト・フレーム」「シルバー・スピリット」となっている。