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セガ、「アウディ R8」の“ソニックフロンティア”ラッピングカーを「全国エンタメまつり」で一般公開 展示後は販売が決定

2022年10月19日 開催

セガの新作アクションアドベンチャーゲーム「ソニックフロンティア」をPRするためにラッピングされた「アウディ R8」と株式会社フォーリングス 取締役 営業本部長 髙久和之氏

 ゲームメーカーのセガは10月19日、新作アクションアドベンチャーゲーム「ソニックフロンティア」をPRするために製作した特別なラッピングカー「Audi R8 Coupe V10 performance 5.2 FSI quattoro S tronic to collaborate with SONIC FRONTIERS」の完成披露会をアウディ正規ディーラーのアウディ横浜青葉で開催した。

 ソニックフロンティアは11月8日に発売を予定しているプレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC対応ゲーム。主人公である「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」が広大なスターフォール諸島を舞台に自慢の超音速で走りまわり、謎の声に導かれながらこの世界の謎に挑む新境地アクションアドベンチャーとなっている。

ソニックフロンティアの主人公である「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」

 このゲームを発売前にいち早く体験してもらうため、セガは10月22日~23日に岐阜県各務原市の各務原市民公園で開催されるゲームを中心としたエンターテインメントイベント「第5回 全国エンタメまつり」の会場にソニックフロンティアの試遊ブースを出展。合わせて「アウディ R8」をベース車に製作したラッピングカーも展示される。

 ラッピングカーの製作は、長年にわたってアウディの車両で各種レースに参戦している「一ツ山レーシング」が担当。プロジェクトの開始当初は展示用の車両として企画が進められていたが、実際に仕上がったラッピングカーが非常に高い完成度を持っていたことから、PR活動での展示が終わってからそのまま販売することが決定したという。

ソニックが着用する赤いシューズとおそろいの赤いホイールを装着。製作を手がけた「一ツ山レーシング」のデザイナーが起こした初期イメージでは別の色だったが、ソニックのキャラクターデザインでは赤いシューズも重要なキーになっているため「車両のどこかに赤を使ってほしい」とセガ側がリクエスト。これを受けて赤いホイールが使用されることになった

 まだ販売が決定してから間もないため詳細は煮詰められていないとのことだが、ベースになっているのはもともと試乗車として使われていた車両で認定中古車として販売。12月末まで購入申込の受け付けを行ない、価格は新車価格(3138万円)に近い3000万円台を想定しているという。詳細については11月以降に「Audi Approved Automobile 日吉のWebサイト」でアナウンスし、問い合わせなどを受け付ける。

 また、ラッピングカーはエンタメまつりでの展示後、セガ本社のある大崎ガーデンタワーや、ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba、アウディ横浜青葉などで車両展示を行なう予定。

ラッピングカー展示スケジュール

10月22日~23日:第5回全国エンタメまつり
10月24日~28日:セガ本社(大崎ガーデンタワー)1階
10月29日~30日:ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
11月3日~6日:Audi 横浜青葉
11月8日~13日:Audi 横浜港北
11月15日~12月末:Audi Approved Automobile 日吉

クールで先進的、モダンなデザインを持っているのがR8とソニックの共通点

ラッピングカーの概要や製作に至った経緯などを解説する株式会社フォーリングス 取締役 営業本部長 髙久和之氏

 完成披露会では、アウディ横浜青葉を運営するフォーリングス 取締役 営業本部長 髙久和之氏がプレゼンテーションを実施。アウディ R8の車両概要などに加え、フォーリングスの社員とセガの役員が、高校生時代に同級生だったことがきっかけとなってラッピングカー製作に協力することになったことなどを説明した。

 さらに髙久氏は「個人的な感想ですが、ソニックはクールでインテリジェントなイメージです。R8も『インテリジェントスーパーカー』というタグラインをプロモーションで使っており、アウディ車全般もクールで先進的、モダンなデザインを持っていて、そういったところがソニックとの共通点で、そんなこだわりがこのラッピングにも反映されていると思っています」とラッピングカーについて語った。

車両の両サイドにソニックとタイトルロゴを大きく配置。カーナンバー風にあしらわれている「11.8」という数字はソニックフロンティアの発売日である11月8日を示している
ボンネットからルーフ、車両後方まで連続するブルーのストライプは、タイヤのトレッドパターンと同時にソニックフロンティアの舞台であるスターフォール諸島の古代文明を連想させる文様としての意味を持っている
ボンネット上にも11.8の数字が入ったカーナンバー風ステッカーをレイアウト
見慣れたアウディの「フォーリングス」エンブレムだが、セガの広報担当者が見ると「ソニックシリーズで伝統的に登場する“金色のリング”のようで親近感が沸きますね」とのこと
ドアミラーやリアスポイラー、バンパーなどにソニックをイメージさせるブルーをあしらう
リアハッチにもソニックフロンティアのタイトルロゴを設定
R8の車両後方に搭載されるV型10気筒DOHC 5.2リッター DMW型エンジンは、最高出力456kW(620PS)/8000rpm、最大トルク580Nm(59.1kgm)/6600rpmを発生
【セガ】ゲームソフト「ソニックフロンティア」のデザインラッピングを施した「アウディ R8」エンジン始動デモ(40秒)
リアピラーにソニックと並んであしらわれているのは、ソニックフロンティアの紹介ページのデータ読み込み時などにもたびたび表示されて印象的な象形文字(?)
ルーフの両サイドに、レースマシンのドライバー名表示のようなイメージで「SONIC THE HEDGEHOG」の名前をレイアウト
車両の正式名称とソニックフロンティアの紹介。ソニックフロンティア・パッケージ版の価格は5990円
アウディ横浜青葉の店舗外観