光岡自動車、新型「ノア」「ヴォクシー」ベースに使い勝手を向上した「搬送車」

新型「ノア」「ヴォクシー」をベースにした「搬送車」

　光岡自動車は10月27日、霊柩車や搬送車の製造販売を行なう特装グループにおいて、新型「ノア」「ヴォクシー」をベースにした「搬送車」の納品を開始したと発表した。

　新型ノア/ヴォクシーをベースにした搬送車は、2022年1月に発売されたトヨタ自動車の新型ノア/ヴォクシーの新車を架装。光岡自動車が手掛けるメーカーならではの品質基準と熟練工が細部までこだわった上質な仕上がりで、使い勝手がよく、葬祭事業者が安心して使える仕様となっている。

　また、棺室内はこれまでに届いたユーザーの声をもとに設計を見直し、新設計の棺台は、棺台下に収納スペースを前後2か所確保することで、従来よりも収納場所を増設。前方の棺台下収納は右側スライドドアからのアクセスも容易で、スペアタイヤを収納できるほどのゆとりあるスペースを確保した。

　2021年からは積極的に車両の先行仕入れを進め、先行生産による納期の短縮と、今回の搬送車の新設計による生産効率の向上は、一般的な受注生産と比較して、また、新型コロナウイルス感染症や世界情勢による影響下においても、葬祭事業をアシストできる生産環境であるとしている。

車両概要

車両仕様：「搬送車」3名乗車、ハイブリッド車対応可
ベース車両：新型ノア/ヴォクシー
装備：ストレッチャー兼用棺台、棺台下収納（布団、化粧道具、浴衣などを収納できるスペース）
価格：X 2WDで346万5000円から