アルパイン、「Xプレミアムサウンドスピーカー」が正常進化 ウーファー部にカーボンファイバー振動板を新採用

アルパインが「Xプレミアムサウンドスピーカー」の新製品を発表した。写真はX-710S 7×10インチ（18×25cm セパレート 2ウェイスピーカー）

　アルパインマーケティングは11月2日、目の前で演奏しているようなダイナミックな音場空間を実現する「Xプレミアムサウンドスピーカー」を正常進化させた新製品を発表した。スピーカー単体やツィーターセットなど4製品があり、価格は2万8600円～4万8400円。12月下旬より発売開始となる。

　Xプレミアムサウンドスピーカーは「リアルダイナミック」をコンセプトに、技術革新によって「現実（原音）を忠実に、躍動的に表現する」ことを実現したモデル。

　ウーファー部には、新たにデザイン性と機能性を兼ね備えたカーボンファイバー振動板を採用。カーボンファイバーとパルプの2層構造とすることで軽量、高剛性かつ適度な内部損失の両立を実現。低音域/中音域が強化されることで、力強くも繊細な音の再生を実現した。また、シームレスな音伝達を可能とし不要な振動を排除することで音の伝達性能が向上する高剛性アルミダイキャスト・フルバスケット型を採用した。

Xプレミアムサウンドスピーカー新製品一覧

　応答スピードが速く、立ち上がりの鋭い高域の再生を実現させるため、アルミニウムとマグネシウムの合成によってゆがみを矯正した振動板を新たに採用。さらに、ダブルギャザードエッジにより、理想の振幅特性を実現しながらツィーターのボイスコイルの巻き線に99.99998％の高純度銅「6N8」を採用することで、音の透明感向上と包まれるような音場空間表現を両立した。

X-181S（18cmセパレート 2ウェイスピーカー）

　そのほかにも、ボイスコイルの巻き芯（ボビン）には、セルロースナノファイバー配合紙を補強し、巻き芯の剛性を向上。ボイスコイルの振幅をダイヤフラムへロスなく伝えることで解像度が向上し、高域のクリアな再生を可能とした。圧倒的情報量を持つ高音質のハイレゾにも対応させている。

X-171S（17cmセパレート 2ウェイスピーカー）

X-171C（17cmコアキシャル 2ウェイスピーカー）