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ルーキーレーシング、2023年のS耐は「14号車 中升ROOKIE AMG GT3」を加えて3台体制に アジアでのモータースポーツ発展へ

ルーキーレーシングが2023年シーズンから新たに加える14号車 中升ROOKIE AMG GT3

 ルーキーレーシングは11月26日、スーパー耐久シリーズの2023年度参戦体制を発表した。

 ルーキーレーシングは2022年シーズン、ST-Qクラスに水素燃料を燃焼して走る「32号車 GR Corolla H2 concept」(以下、水素GRカローラ」とカーボーンニュートラル燃料で走る「28号車 GR86 CNF concept」(以下、CNF GR86」の2台体制で参戦している。

 2023年シーズンは体制を強化し、中升(ゾンセン)集団をメインパートナーとしてAMG GT3でST-Xクラスからも参戦。スーパー耐久のトップクラスにもルーキーレーシングはチャレンジしていく。

ST-Qクラス:32号車 ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept

監督:石浦宏明
ドライバー:佐々木雅弘、TBN、石浦宏明、小倉康宏

ST-Qクラス:28号車 ORC ROOKIE GR86 CNF concept

監督:大嶋和也
ドライバー:TBN、山下健太、大嶋和也、TBN

ST-Xクラス:14号車 中升 ROOKIE AMG GT3

監督:片岡龍也
ドライバー:TBN、蒲生尚弥、平良響、片岡龍也

32号車 ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept
28号車 ORC ROOKIE GR86 CNF concept

 ルーキーレーシングといえば、モリゾウ選手ことトヨタ自動車 代表取締役 豊田章男氏がオーナーを務めているチームだが、かねてから豊田オーナーはルーキーレーシングの参戦車両はトヨタ車に限るものではないと発言しており、3台目にAMG GT3が加わったのはこれまでの発言を裏付けている形でもある。

 また、片岡龍也選手と蒲生尚弥選手はSUPER GTのGT300クラスにおいてAMG GT3で戦っており、AMG GT3のノウハウは数多く持ち合わせているものと思われる。

 ルーキーレーシングの発表によると中升集団をメインパートナーとして14号車 中升 ROOKIE AMG GT3が参戦することで、アジアでのモータースポーツをともに盛り上げたいとしている。

 今回発表されたチーム体制には、これまで32号車のドライバーとして参戦してきたモリゾウ選手の名前がなかったが、TBNという形でまだ選手の決まっていない部分も各車にある。今後のドライバー開示を楽しみに待ちたい。