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ランボルギーニ、全地形対応の新型「ウラカン Sterrato」初公開 ラリーモード搭載の究極のスーパースポーツカー誕生
2022年12月1日 09:45
- 2022年11月30日(現地時間) 発表
アウトモビリ・ランボルギーニは11月30日(現地時間)、新型「ウラカン Sterrato」をアート・バーゼル・マイアミ・ビーチで初公開すると発表した。ウラカン Sterratoは未舗装路や砂地の路面でも最適なパフォーマンスを提供するように設計された、初のスーパースポーツカー。1499台の限定販売となり、2023年2月から製造開始予定、2023年第4四半期にリリース予定としている。
ウラカン Sterratoは、スポーティーさのコンセプトそのものに新たな解釈を加え、ランボルギーニのブランド指針である勇ましさ、信頼性の高さ、斬新な発想を強調するモデルとしている。
ウラカン Sterratoについて、アウトモビリ・ランボルギーニChairman and CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は「未来志向で大胆、かつ型破りなブランドとしての当社の価値観を忠実に守って完成した Sterratoと共に、ランボルギーニは新たなドライブ体験を生み出しました。マイアミのアート・バーゼルで紹介されるSterratoは、 まるで前衛美術の一作品であるかのように、スーパースポーツカーのコンセプトを画期的、独創的に塗り替えながらも、世界で最もダイナミックでエキサイティングなドライビング環境を提供しています」とコメントしている。
最新のLDVIにウラカンモデル初「RALLY」モードを装備
ウラカン Sterrato には最高出力610HP、最大トルク560Nmを発生するV型10気筒 5.2リッターエンジンを搭載。7速DCTと電子制御の4輪駆動システムを採用、リア部分にはメカニカルセルフロック ディファレンシャルを装備。パフォーマンスでは、0-100km/h加速は3.4秒、最高速は260km/hとなる。
ブレーキは、フロントに6ピストン、リアに4ピストンのアルミ製モノブロックキャリパーを使用、フロント用に直径380mm、厚み38mm、リア用に直径356mm、厚み32mmに調整されたクロスドリル加工カーボンセラミック製ディスクが装着される。
また、あらゆる路面コンディションに対応するため、19インチのブリヂストン独自のカスタムタイヤ 「Dueler AT002」を装着。サイズはフロント235/40R19、リア285/40R19で、万が一パンクした場合でも空気圧ゼロで 80km/h以上の走行を保証するランフラットテクノロジーが搭載された。
最新のLDVI(ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ)システムが搭載され、「STRADA」「SPORT」モードに加えて、ウラカン初となるローグリップ状態での「RALLY」モードを装備。高速道路からダートトラックまで、あらゆる環境で最適化されたドライビングダイナミクスを提供するという。
ランボルギーニChief Technical Officerのルーヴェン・モール氏は「全地形において高速域での走行を可能にするという Sterratoのコンセプトに沿って、真のスーパースポーツカーのドライビング・エクスペリエンスとラリーカーが持つ運転の楽しさを独自の技術で融合させました。ランボルギーニはどんなときにもエモーションを感じることができ、Sterratoのドライブ中にはレベルアップしたスリルを味わえます」と述べている。
ランボルギーニのデザインDNAは、意外なプロポーションにも完璧に対応できることを証明
外観のデザインは、グランドクリアランスがウラカン EVOより44mm高くなりサスペンションの移動量を確保。またフロントで+30mm、リアで+34mmとトラック幅も広げられた。さらに、ボディプロテクションに加えて、強化されたシル、リアディフューザーや頑丈なホイールアーチなど、すべてのパーツで力強さを強調。リアフードに設置されたエアインテークでほこりが多いトラックの走行時にきれいな空気をエンジンに送りやすくした。
ランボルギーニ Head of Design のミィティア・ボルケルト氏は「ランボルギーニのデザインDNAは、意外なプロポーションにも完璧に対応できることをSterratoが証明してくれました。 Sterratoは伝統的なスーパースポーツカーのデザインを新しいスタイルへと変化させたものであり、これは非常にユニークで楽しいドライビング・エクスペリエンスを提供するという使命の現れなのです」と説明している。