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ボルボ、プレミアムコンパクトSUV「XC40」がIIHSの新基準衝突テストで最高レベルの安全評価を獲得

2022年12月13日(現地時間) 発表

ボルボのプレミアムコンパクトSUV「XC40」

 ボルボ・カーズは12月13日(現地時間)、プレミアムコンパクトSUVの「XC40(米国仕様)」が、IIHS(米国道路安全保険協会)が更新した最新のモデレートオーバーラップ2.0テストにおいて、すべてのテストカテゴリーで総合評価「Good」を小型SUVで唯一獲得したと発表した。

 IIHSは、前後乗員に対する保護性能の格差が拡大していることをふまえ、もっとも長い歴史を持つ衝突試験である「モデレートオーバーラップ」の前席に関する評価基準を更新。新基準で「Good」評価を得るためには、前席乗員の負傷リスクを最小限に抑えることはもちろん、2列目乗員も同様に負傷リスクを最小限に抑える必要があるという。

 今回のテストで総合「Good」を獲得したはXC40を含めて2台のみで、すべての乗員が負傷するリスクが最小であることを示すテストや、個別のテストにおいても現時点で「Good」評価を獲得した唯一の小型SUVとなった。

XC40

 ボルボ・カーズは、安全性テストにおいて、常にトップクラスの成績を収めてきた歴史をもつメーカーの1つ。2002年に登場した初代「XC90」は、2014年に導入されたスモールオーバーラップ前面衝突試験で「Good」の評価を獲得した実績をもつ。IIHSによると「多くの車両がスモールオーバーラップテストで“Good”評価を得るために大幅な構造変更を余儀なくされている中、XC90は2003年から同じ基本プラットフォームをずっと採用している」と評価しているという。そして今回、2017年に登場したXC40も、大きな構造変更をすることなく、再び新基準のテストに合格している。

 ボルボ・カーズ・セーフティセンター代表代行のトーマス・ブロバーグ氏は、「ボルボ・カーズでは、常に現実世界の衝突事故を研究し、独自の厳格な安全基準で車を設計し製造してきました。IIHSの専門家による最新のテストによって、私たちが生産するすべての車両の安全性にかけてきた努力が認められ、とてもうれしく思います」と述べている。

New crash test spotlights back-seat safety - IIHS News(2分25秒)