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2022年の交通事故死者数は2610人 統計開始以来6年連続で最少を更新

2023年1月4日 発表

交通事故死者数の推移

 警察庁は1月4日、令和4年中(2022年1月〜12月)の交通事故死者数を公表した。発表によると、交通事故死者数は2610人で、前年比で26人減(1.0%減)となり、警察庁が保有する昭和23年からの統計で、6年連続で最少を更新した。

 警察庁が公表した資料によると、月別交通事故死者数では12月が最多で280人。都道府県別交通事故死者数では大阪の141人が最多で、愛知の137人、東京の132人と続いた。また、65歳以上の高齢者の死者数は1417人と全体の56.4%を占めた。

令和4年中の交通事故死者数について国家公安委員会委員長のコメント

 昨年の交通事故による死者数は、2610人で、前年比26人、1.0%減少し、警察庁が保有する昭和23年からの統計で、6年連続で最少を更新しました。

 これは、政府をはじめ、関係機関・団体や国民一人一人が交通事故の防止に向け、積極的に取り組んできた結果だと考えております。

 しかしながら、今なお多くの尊い命が交通事故で失われていることには変わりなく、こどもが犠牲となる痛ましい交通事故や、飲酒運転等の悪質・危険な運転による交通事故も後を絶ちません。

 このような交通情勢を踏まえ、国家公安委員会といたしましては、第11次交通安全基本計画に基づき、各界各層と連携しながら、子供や高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保、自転車の交通ルール遵守の徹底、飲酒運転等の悪質・危険な交通違反の取り締まりなどの多角的な取り組みを効果的かつ強力に推進するよう、警察を指導してまいりたいと考えております。

 安全で快適な交通社会を実現するため、国民の皆さまにはより一層交通安全に留意していただくようお願いします。