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トヨタ紡織、新型プリウス用スポーティシートを新たに開発

2023年1月20日 発表

トヨタ紡織の開発したシートなどが新型プリウス用に採用された

 トヨタ紡織は1月20日、トヨタ自動車が2022年11月に発表した新型「プリウス」に、開発したシートや内装品などが採用されたと発表した。

 採用されたシートは、新型プリウスの低車高スタイルでスポーティな車両コンセプトを実現するために、フレーム構造を変更し、低ヒップポイント(現行比-30mm)のシートとしつつ、深吊り構造やクッションサイドのフラット化によりクッション性とフィット感を両立させ、乗り心地性能のさらなる向上を実現。肩をそぎ落したシンプルな形状のエントリーシートに加え、今回新たに開発したスポーティシートも採用された。

エントリーシート
スポーティシート

 スポーティシートは、ショルダー部を張り出し、スリムなシルエットのシート形状にすることでスポーティさを表現。ショルダー部には光輝剤入りの表皮材を採用し、ライン状の新たな加飾(通称:ステップライン)をあしらうことでシャープで先進的なイメージを表現。窓越しにも目を引くアクセントとして映えるようにこだわったという。

スポーティシートのショルダー部にステップラインを施した

 また、ドアトリムのアッパー部に表皮を貼り合わせるために使用する接着剤に、新たに環境に優しい有機溶剤を含まない接着剤を採用。さらに、接着剤の材質をドアトリムの構成材料と統一することで、従来はリサイクルできずに廃棄処理していたアッパー部のマテリアルリサイクルが可能となり、サーキュラーエコノミー(材料を循環して利用)に貢献できるとしている。

ドアトリムの構造

 そのほかにも「キャビンエアフィルター」「オイルフィルター」「エアクリーナー」「モーターコア」などの製品が搭載されているという。