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マセラティ、新型SUV「グレカーレ」の日本デリバリーを開始 正規ディーラーには2月から順次試乗車を導入予定

2023年1月27日 発表

グレカーレ

 マセラティ ジャパンは1月27日、“The Every day Exceptional(毎日が格別)”をコンセプトとする新型SUV「グレカーレ」の日本でのデリバリーを開始したとを発表した。

 グレカーレは、グレカーレはラグジュアリーとパフォーマンスを日常化することで、マセラティが掲げる大胆なオール・イタリアン・スタイルを表現するモデル。モデル名のグレカーレは“地中海の北東風”を意味し、マセラティブランドの牽引役としての役割が期待されている。

 日本ではすでに多くの受注があるといい、今回は300PSの4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「GT」、330PSの4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「モデナ」、MC20に搭載されたF1由来のネットゥーノエンジンをベースにした530PSの高性能V型6気筒3.0リッターガソリンエンジンを搭載したパワフルな「トロフェオ」の3モデルがデリバリー開始となった。さらに、400Vの100%EV(電気自動車)「グレカーレ フォルゴーレ」も将来的に加わることで、全車種が揃うとしている。

 グレカーレのデザインには、MC20以降の全ての新型車に共通した特徴となるマセラティの新しいビジュアルアイデンティティが取り入れられ、フロントは低く堂々としたグリルが特徴。側面は美しい流線的なフォルムをもつボディと、カーボンファイバーを用いたテクニカルな技術的構成要素により、純粋な面と技術のコントラストが特徴的となっている。リアは、ジウジアーロがデザインした「3200GT」から着想を得たブーメラン型のテールライトが台形ラインにフィット。キャビンはクーペ効果によりスポーツカーのような仕上がりで、より印象的になっている。

 キャビン内では、マセラティ伝統の時計盤をはじめ、際立った技術仕様を採用。デジタル化されたこの時計は、音声コントロールにより車載コンシェルジュの機能も備えている。

 また、全てがタッチ式になり、簡潔な美しさも極限まで追求。マセラティ史上最大の12.3インチの大型センタースクリーン、そのほかのコントロール用の8.8インチディスプレイ、そしてリアシート専用の3番目のディスプレイからも、テクノロジーをコントロール可能とした。

 なお、全国のマセラティ正規ディーラーでは、2月から順次にグレカーレの試乗車も導入を予定しているとした。

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