ニュース

MINI、限定999台のオープンバッテリEV「クーパー SE コンバーチブル」

2023年2月15日(現地時間) 発表

 BMWは2月15日(現地時間)、MINIのバッテリEV(電気自動車)モデルである「クーパー SE」のオープントップモデル「クーパー SE コンバーチブル」を、2023年4月より欧州で999台限定で販売する予定と発表した。

 クーパー SE コンバーチブルは、エニグマティックブラックとホワイトシルバーの2色設定で、ドアハンドル、サイドスカットル、フロントライトとテールランプまわりはレゾリュートブロンズを採用。

クーパー SE コンバーチブル(エニグマティックブラック)
クーパー SE コンバーチブル(ホワイトシルバー)

 MINIのロゴとモデルレタリングは、エレガントなピアノブラックで統一し、クーパー SEでおなじみの「Eロゴ」は、フロントバンパーとリアに配されるほか、ドアシルトリムやサイドスカットルには「1of999」と限定モデルである証のシリアルナンバーが入る。

フロントバンパーにEロゴがあしらわれている
サイドスカットルにはシリアルナンバーが入る
リアのエンブレム

 スポーツシートは、シートヒーターと調節式の大腿部サポートを装備。ナッパレザー仕上げの多機能スポーツレザーステアリングは、ヒーターも使用可能なほか、ステアリングスポーク下部には「Eロゴ」があしらわれている。また、内装は黄色のスタート・ストップ・トグルスイッチなど、アクセントカラーに黄色を採用している。

クーパーSEコンバーチブルの開放的なコクピット
ステアリングカブにもEロゴがあしらわれる
ドアシルトリムにもシリアルナンバーが入る
内装にはアクセントカラーとして黄色が使われている

 さらに、クーパーSEと同じく「eDriveサービス」も搭載され、現在のエネルギー消費量、航続距離、経済的な運転方法のヒントなどの情報がドライバーに提供されるほか、重要な情報は運転中に「MINIヘッドアップ・ディスプレイ」に表示されるという。

 ボディサイズは3850×1727×1427mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2495mmで、容量160Lラゲッジルームを含めて、従来のエンジン搭載モデルのコンバーチブルと寸法は同じ。135kW(184HP)の電気モーターは、調和の取れたアクスル荷重配分を可能にし、俊敏で制御しやすいハンドリングを実現。0-100km/h加速は8.2秒となっている。また、航続距離は201km(WLTPモード値)で、ユニオンジャック柄ソフトトップの開閉やスライディングは、時速30kmまで可能となっている。

 MINIブランドの責任者であるStefanie Wurst氏は、「3年前にオールエレクトリックのクーパー SEを発売し、現在は欧州で販売されるMINIの5台に1台がオールエレクトリックとなっています。この成功がクーパー SE コンバーチブルの少量生産を実施することに拍車をかけました。999人のお客さまに、特別で高級なオープンエアーのゴーカート感覚を提供できることをうれしく思っています」と述べている。