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BMW、バッテリEVモデルの新型「MINI 3ドア」の冬季テストの様子を公開

2022年3月23日(現地時間)発表

バッテリEVモデルの新型「MINI」がスウェーデンのテストコースでの様子を公開した

極寒のスウェーデンで電力性能や走行性能を確認

 BMW AGは3月23日(現地時間)、バッテリEV(電気自動車)モデルの新型「MINI」の過酷な雪上テストの様子を公開した。

 これはスウェーデンのアルイェプログにある、BMWグループの冬季テストセンターのドライビング・ダイナミクス・テストコースで行なわれているもので、BEVモデルとなった新型MINIは、このテストで開発段階の重要なパートを完了するという。

 プロトタイプは、湖の上に特別に準備された特設コースを使い、駆動系やステアリング、シャシーの特性も繊細にテストされ、また電気ドライブトレイン、高電圧バッテリ、パワーエレクトロニクス、充電技術なども、氷点下の極寒の地で、すでに高い成熟度を示したとしている。

 BEVモデルとなる第5世代のMINIで最初に投入されるのは3ドアモデルで、電動ドライビングを楽しむことをコンセプトにしながらも、MINIの特徴である俊敏性と創造的な空間利用を理想的に実現し、コンパクトボディながら広い室内空間を確保しているという。

 MINIブランドの責任者であるStefanie Wurst氏は「MINIは成長軌道に乗り、完全なEVの未来に向かっています。MINIの象徴であるMINI 3ドアは、電動化されたゴーカート感覚とデジタル化されたタッチポイント、そして環境負荷を最小限に抑えた持続可能性に明確に焦点を当てることにより、お客様に最大の体験を提供します」と述べている。

 さらに今年MINIは、プレミアム・スモール・カー・セグメント向けのクロスオーバー・モデルのコンセプト・スタディも発表する予定という。