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スズキ、新型800ccクラス2車種発売 新型「V-STROM 800DE」が132万円、新型「GSX-8S」が106万7000円

2023年3月17日 発表

スポーツアドベンチャーツアラーの新型「V-STROM(ブイストローム)800DE」

 スズキは3月17日、800ccクラスの新型モデルとして、スポーツアドベンチャーツアラーの新型「V-STROM(ブイストローム)800DE」、ストリートバイクの新型「GSX-8S」を3月24日より国内で発売すると発表した。価格はGSX-8Sが106万7000円、V-STROM 800DEが132万円。

 同日より開幕した「第39回大阪モーターサイクルショー2023」(3月17日〜19日:インテックス大阪)において、スズキ二輪 代表取締役社長の濱本英信氏が登壇するプレスカンファレンスが行なわれ、同会場で参考出品車として「V-STROM 800DE」「GSX-8S」が公開された。

スズキ二輪 代表取締役社長の濱本英信氏

 新型「V-STROM 800DE」と新型「GSX-8S」は、ともに新設計の並列2気筒775cm 3 エンジンを搭載。新設計エンジンは、量産二輪車で初めてクランク軸に対して90°に一次バランサーを2軸配置した「スズキクロスバランサー」を採用することで、振動を抑えながら軽量・コンパクト化を実現した。

新設計の並列2気筒775cm3エンジン

 新型「V-STROM 800DE」の外装はV-STROMシリーズ共通のイメージを維持しながらも、シャープなスタイリングとし、タンクの下まわりやフロントカウルの先端部分にアクセントカラーを採用。さまざまな走行シーンに対応する電子制御システムS.I.R.S(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)を採用し、トラクションコントロールシステムに専用の「Gモード」を設定。また、調整式の前後サスペンションと、フロントには大径の21インチホイールを装着、前後にセミブロックパターンのタイヤを採用した。

新型「V-STROM 800DE」

 新型「GSX-8S」のデザインは、ショートマフラーに加え、エンジンやシートレールを露出させることで機能部品を美しく見せ、時代を先取りした斬新な独自性のあるスタイリングとしたモデル。S.I.R.Sに出力特性を3つの中から選択可能なSDMS(スズキ・ドライブ・モード・セレクター)や3段階から選択可能なトラクションコントロール、双方向クイックシフトシステム等を採用することで、さまざまな走行シーンやスキルに対応。また、軽量アルミ製スイングアームを採用し、操縦性を高めた。

新型「GSX-8S」

 新型V-STROM 800DEについて濱本氏は「長年オンロードバイクとして販売してまいりましたVストロームシリーズにおきましては、新たな展開をさせていただきます。2月に発売をさせていただきましたV-STROM 1050DEを先頭にV-STROM 800DEなど、グラベルロードの走行を視野に入れたモデルを追加し、お客さまの要望に応えてまいりたいと考えております」と述べ、新型GSX-8Sについては、「ロードスポーツカテゴリーにおきましては、新たなるモデルといたしましてGSX-8Sを展開してまいります。GSX-8Sにおきましては、GSX Sシリーズの新たなる名前といたしましてネーミングさせていただきました。GSX Sシリーズのミドルクラスを担うモデルとして、コンパクトながら細部にまでこだわりを持ったデザインと、ベテランライダーにも満足していただけますように、充実した装備など、無限の楽しみを訴求してまいりたいと考えております」との意気込みが述べられた。

 なお、新型「V-STROM 800DE」、新型「GSX-8S」は、3月から4月にかけて大阪・東京・名古屋の3か所で開催されるモーターサイクルショーに出品される。

250ccクラスの油冷エンジンを搭載する「V-STROM SX」も参考出品された
V-STROM SX(左)、V-STROM 1050DE(中央)、V-STROM 800DE(右)
新型「バーグマンストリート125EX」を3月27日より国内で発売することも発表された、価格31万7900円でラグジュアリースクーターと位置付けられている
新型「バーグマンストリート125EX」