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ウーブン・バイ・トヨタ、トヨタ変革のため車載OS「アリーン」やテストコース「ウーブン・シティ」提供
2023年4月11日 09:52
トヨタの変革のために車載OS「アリーン」やテストコース「ウーブン・シティ」を提供するウーブン・バイ・トヨタ
トヨタのモビリティ技術を開発する子会社であるウーブン・バイ・トヨタ株式会社（2023年4月1日付で社名をウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社から変更）は、4月7日にトヨタの佐藤恒治社長が発表したトヨタの次世代商品・技術開発を支えるために、ソフトウェアプラットフォーム「Arene（アリーン）」、実証実験を行なっていくモビリティのためのテストコース「Woven City（ウーブン・シティ）」などを提供していくと発表した。
車載OSでもあるアリーンは2025年の実用化と、佐藤社長の発表でもあったように2026年の新世代バッテリEVへの搭載を目指すとしている。
アリーンの全貌はまだ不明だが、トヨタ生産方式の原則を自動車のソフトウェア開発に適用し、品質、信頼性、性能を向上させるもので、「トヨタのハードウェアプラットフォームと組み合わせることで、トヨタは新車開発のスピードアップとコスト削減を実現し、より安全かつパーソナライズされた体験を世界中のお客様にお届けします」としている。
また、自動運転など先進的な街作りを目指していたウーブン・シティについては、モビリティのためのテストコースと定義された。第1期工事は2024年夏に竣工を予定しており、トヨタとともに、2025年の一部実証開始に向けた準備を進めているという。
ウーブン・バイ・トヨタ代表取締役CEOのジェームス・カフナー氏は発表の中で、「ソフトウェアは、モビリティ社会の実現に向けた私たちの進化のスピードを決める大切な要素であり、当社は重要な役割を担っています。私たちの先進的なソフトウェアプラットフォームは、トヨタが、次世代BEV開発に加え、生活のあらゆる場面でモビリティの価値を拡大させることを可能にします」とコメント。トヨタのモビリティカンパニーへの変革を加速していく。
