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マツダ新型「CX-90」、新車装着タイヤに横浜ゴムのハイウェイテレーンタイヤ「ジオランダー X-CV」採用

2023年4月24日 発表

新型クロスオーバーSUV「CX-90」(写真は北米仕様)

 横浜ゴムは4月24日、マツダが4月に米国で発売した新型クロスオーバーSUV「CX-90」の新車装着(OE)用タイヤとして、「GEOLANDAR X-CV(ジオランダー・エックス・シーブイ)」の納入を開始したと発表した。装着サイズは265/55R19 109V。

 CX-90は“走る歓び”と“環境・安全性能”を大幅に進化させた3列シートの新型クロスオーバーSUVで、グローバルで需要が高いSUV市場にて、マツダが北米を中心に導入する新たなフラグシップモデル。For the Voyage of your life(人生の航海のために)というコンセプトのもと、運転する楽しさ、家族や友人など多人数でのドライブをさらに楽しくする快適性や機能性、安全性能などが高められている。

ハイウェイテレーンタイヤ「GEOLANDAR X-CV」

 また、装着するジオランダー X-CVは、近年増加している高速性能と運動性能を重視したハイパフォーマンスクロスオーバーSUV向けに開発された「M+S(マッド&スノー)」規格の新次元ハイウェイテレーンタイヤ。高いハンドリング性能と快適な乗り心地に加え、転がり抵抗低減の両立を実現した。

 今回装着されたタイヤの開発では、パターンやプロファイル、タイヤ構造は車両特性に合わせた専用チューニングを施したほか、「人間特有のひらめき」や「発想力」と「AIが得意とする膨大なデータ処理能力との協奏」によって新たな発見をうながし、デジタル革新を目指す横浜ゴム独自のAI利活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」を活用し、進化計算(遺伝的アルゴリズム)によって最適なピッチ配列。現実データとシミュレーションによる仮想データを生成・収集し、AIで予測・分析・探索することで得た新たな知見を、製品の技術開発革新に生かしているという。

「HAICoLab」の概念図