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ケータハム、新プロジェクトのチーフデザイナーにアンソニー・ジャナレリ氏を起用

2023年5月3日(現地時間) 発表

ケータハムで現在企画中のプロジェクトのチーフデザイナーとしてアンソニー・ジャナレリ氏を起用

 英国ケータハムは5月3日(現地時間)、現在企画中のプロジェクトのチーフデザイナーとして、アンソニー・ジャナレリ氏を起用すると発表した。

 ジャナレリ氏は、ケータハム・カーズの最高経営責任者であるボブ・レイシュリー氏のもとで、既存のセブンモデル以外の将来の製品のデザイン言語を生み出すために、コンサルタント契約を結び起用された。

 ジャナレリ氏はフランス生まれのデザイナーで、ジュエリー市場でキャリアをスタートさせ、ヨット、家具、建築のデザインに転身。その後、中東初の高性能高級スポーツカーメーカーであるWモータースのデザインディレクターに就任し、「Lykan Hypersport」「Fenyr Supersport」のデザインを指揮した。そして、ジャナレリ オートモーティブの創業者となり、1950年代と1960年代のスポーツカーの原点に回帰した「Jannarelly Design-1」のデザイナーともなった。

 ジャナレリ氏は、10年来のケータハムセブンのオーナーであり、軽量で高性能な世界に対する生粋の理解を持っているといい、「セブンのオーナーで生涯のファンである私は、ケータハムのDNAを理解しているので、私にとってこれは夢のような仕事です。シンプルで軽量、ドライバーにフォーカスしたスポーツカーがもたらす喜びを私は熟知しています。未来のケータハムについての私のビジョンは、私のレトロフューチャーなデザイン哲学を追求するものです。過去のエレガンスとシンプルさに、現代のスポーツカーのプロポーションと精密なディテールを組み合わせた、両方の世界のベストを取り込みたいのです」とコメント。

 ケータハムカーズは、2021年4月にVTホールディングスの傘下となり、ケータハムブランドについては、今夏に創立50周年を迎える。

 ケータハムカーズ 最高経営責任者(CEO)のボブ・レイシュリー氏は「アンソニーを迎え入れることができ、大変うれしく思っています。彼はケータハムというブランドを理解し、スポーツカーの分野で実績のあるデザイナーであり、私や高橋社長をはじめとするVTホールディングスの経営陣が当社に対して持っている将来のビジョンを共有しています。彼は私たちにとって完璧な存在です」とコメントしている。